結婚をして主婦になってしばらく経ってくると、なんだか「寂しいかも」と感じることってありますよね。
私もふとした時に頭によぎってどうしようもない気持ちになってしまうことがあるのですが、皆さんはどうでしょうか?
独身から主婦になる時って結婚するので物理的には「一人じゃなくなる感」がある気がしますが、主婦を続けていると「一人じゃないのになぜか孤独」と思うようになる人が意外と多くいると聞きます。
独身の人に相談すると「贅沢な悩みだ」と言われてしまうし、同じ主婦の人にはなんだか言いづらいことにも思えるのですが、この時点でまた孤独を感じざるを得ない気がします。
旦那さんがいるのに、子供がいるのに、どうして「寂しさ」を感じるのでしょうか?
どのような心の状態からこのように感じたりするのでしょうか?
その時にどうしたらいいのでしょうか?
今回は寂しさを感じた時の対処法と、なぜそう感じてしまうのかを書いていこうと思います。
主婦が家に一人でいると寂しい時の対処法!
家の中で一人でいると孤独を感じやすいのはなんとなくわかります。
主婦の人がよく感じる感情で
- 「世間から置いていかれている」
- 「社会に貢献できていない」
などは、「寂しい気持ち」にさせる要因にもなっていると思います。
この「寂しい」と感じてしまった時にやってみるといいと言われている有効な対処方法をいくつか挙げていきましょう。
短時間でもいから仕事をしてみる
「寂しい」と感じるのはふと手が空いた時間なので、そういうスキマ時間を作らないように空いている時間に仕事をしてみると気分転換になるし、ちょっとした収入になって心にも余裕ができます。
余裕ができるとマイナスなことを考えることも減ると思いませんか?
仕事をすることで社会との繋がりが持てて「主婦以外の自分」を感じることができるので、家庭で感じる孤独感も感じにくくなると思います。
事情があって家を空けられない場合は「在宅」という方法もあるので、探してみるのもいいかと思います。
ただ仕事に夢中になりすぎると生活リズムが崩れたり家庭のことができなくなったりもするので、そこを注意しながら調節していければプラスの多いとてもいい方法だと思います。
趣味を作る
「楽しい」と思える趣味があることは生活に活気を持たせてくれる大切なことだと思います。
数人で楽しむ趣味ももちろん楽しいと思うのですが、そうではなくて一人でも「楽しい」と思える趣味があるとちょっとした時間を埋めることができるます。
家で静かにできる趣味を作っておくと身体も心も休める時間ができるので、日頃の疲れも取れるのではないでしょうか。
そして時間を自分のためだけに使えるということもストレスの軽減に繋がります。
のめり込み過ぎには注意しなければならないので時間をしっかり決めてやることが大事ですが、一人でも楽しくできる趣味は仕事とは違って自分の都合で始めたりやめたりができるので、気持ちも楽に行動することができます。
心も身体も健康にしてくれるのでオススメしたいです。
頼れる人を作る
主婦は生活における大体のことを一人でこなしていかなければなりませんよね。
頼れる人がいないと疲れ切ってしまい、心が荒れていって気持ちがマイナス方向へ行ってしまいます。
そこで心が疲れ切ってしまう前に助けてもらえる人、「頼れる人」がいるとありがたいし寂しくないと思える気がします。
この「頼れる人」というのは「100パーセント味方をしてくれる人」であることがポイントなので、大体は自分の両親などの身内であることが多いでしょうし理想だと思います。
親であれば、子供が困っていたら手を差し伸べるのは当然です。
そしてそれを経験してきているので、少しの余裕もあって気持ちもわかってくれることと思います。
ちょっと怠けていたとしても、子供のころからのお決まりの小言を言いながらご飯を用意してくれたり、子供の相手をしてくれたりするんじゃないでしょうか。
主婦も人間なので頼ってもいい人が欲しいし甘えたいし、そんな自分を肯定してほしいのです。
そうして得られる安心感は心の余裕に繋がっていき、「寂しい」と思ってしまう心の隙間をなくしてくれるのではないでしょうか。
両親などの身内が遠くに住んでいたりして頼ることが難しい場合は、他人であっても「本当に信頼できる人」であればいいと思います。
何てことない会話ができる人がいるだけでも安心感が得られるので、交友関係の中でもそういう人を見つけられるといいかもしれませんね。
主婦に限らず、人は「寂しい」と感じ始めるとどんどんその方向へと気持ちが引きずられて行ってしまいます。
そしてその時は決まって一人で家にいて、中途半端に時間や手が空いてしまった時だったりします。
主婦業で忙しいと休憩したいと思うこともたくさんありますが、寂しさを感じないようにするには「寂しい」と思う時間を自分に与えないようにすることが最善策のように思いました。
でもやっぱり休憩は必要なので、先ほど書いたように一人で座って落ち着きながらできる趣味を持つと夢中になれていいのかもしれませんね。
そもそも結婚しているのに主婦はなぜ孤独なの?
結婚は孤独とは正反対の場所にあるように感じますが、実際のところはどうでしょうか?
他人同士だった2人が「結婚」というきっかけで家族になるのですから、物理的に「ひとり」ではありませんが「ひとつ」にはなれません。
今まで同じような感覚でいる自分の家族と過ごしていたのに、急に全く違う文化のある家庭の人と過ごすのだから逆に孤独を感じることも多くあるように思います。
私は結婚当初に義両親と同居したので本当にアウェー感がひどかったし、旦那さんはそれに気付いてくれないしわかってくれないしで今でも激しく孤独を感じる部分があるのは変わりません。
子供ができると「夫婦で子供を育てていく」という共通の大仕事で協力し合うことが増えるので、少し環境や考えが変わって孤独を感じにくくもなる気がします。
ただ、夫婦の違いに多少の変化はあって同じような感覚は感じられるかもしれませんが、家族と言えども違う人間なので「同じような感覚」に紛れて違う感覚も見え隠れして孤独を感じることもあると思います。
ここで家族内でも違ってくるのは、子供か旦那さんかの違いです。
子供の「自分とは違う感覚」は個性として見られるし、立場としては家族の中でも少し違うので受け入れやすいし成長を感じることです。
しかし旦那さんのように同じ「パートナー」という立場、同じ「親」という立場になる人に自分の考えや感覚が理解されない場合、本当にひどく孤独を感じるのではないかと思います。
そんなつもりはなくても無意識にお互いそういう時があるのかもしれませんが、一人でいがちな主婦はふとした時にそう感じるのではないのかと思います。
理解してもらえないことは人間関係で一番悲しくて寂しいことです。
「家族だけにはわかって欲しいな」と思うことは主婦には意外と多くあると思うのですが、一番近しい家族の中で理解されないと、行き場のない寂しさが積もっていくのは仕方のないことです。
「今の自分を理解してもらえていない」という気持ちから、「寂しい」などのマイナスな気持ちが湧いて出てきてしまうのではないかと私は思いました。
あなたの「寂しがり屋度」を診断!
では、どのような人が寂しさを感じやすいのかを考えてみました。
3つのパターンを挙げてみますので、自分はどうなのか考えてみてください。
家族に尽くしてしまう人
子供や旦那さんのために自分の時間を犠牲にしてまで尽くしてしまう人は「寂しさ」を感じやすいのではないでしょうか?
意識的でも無意識的でも尽くす人というのは、尽くすことに存在価値を見出していることが多いそうです。
家族が過ごしやすいように一生懸命お世話をしているのに、家族がそれに慣れてしまうと「まだ自分の努力が足りないのでは」と考えてしまい、「もっと頑張らなくては」となってしまう傾向が強くあります。
そうしてずっと頑張っていると、ふとした時に気が抜けて「いったい何をしているのだろう」と急に「虚しさ」や「寂しさ」を感じてしまうことがあるんだそうです。
気を張っている分、そういう時には心のダメージが大きいのかもしれませんね。
几帳面・真面目な人
- なんにでも「完璧」を求めてしまう人
- 「こうしなければ」という考えが強い人
なども孤独を感じやすい傾向にあるのではないかと思います。
自分が間違っていると思ったり、理想と違う結果になってしまうとそれだけでストレスを感じてしまうことも多々あって心が音を上げてしまっていませんか?
このような人は予想外のことや自分の意思ではどうしようもないことが起きてしまった時に「どうして」という気持ちが膨れ上がって、自分を責めてしまう傾向があると言われています。
そして自分一人だけが責められているような感覚に陥ってしまって、孤独を感じてしまうようです。
真面目や完璧であることは間違いではないのですが、それにばかり気を遣ってしまうと自分にまで完璧を求めてしまって辛くなってしまうこともあるのかもしれません。
交友関係が広い人
若い頃から人付き合いが上手で、周囲が賑やかだった人も主婦になった途端に「寂しさ」を感じることが多いそうです。
普段の生活でも賑やかな場所から急に静かな場所に行くと、寂しくなりますよね?
人生の多くを人に囲まれて賑やかに過ごしてきたのに、主婦になるとそう簡単に遊びに行ったり外食をしたりなどができなくなってしまいますよね。
旦那さんの都合や子供の用事などで思ったように行動できなくなって、家庭の事情もそれぞれなので今までの友達にも相談できないことも増えます。
そうすると今まで賑やかな場所にいた過去の自分と、家庭内で一人で家事や育児をしている自分を比べてしまって「寂しさ」を感じてしまうことが多々あるようです。
3つのよくあるパターンを挙げてみましたが、当てはまる項目はありましたか?
改めて自分を振り返って考えてみると、意外に「そうかも!」と思うことがあるかもしれません。
私はどちらかというと独身だった頃は自分勝手に過ごしてきた方なので、同じ主婦でも自由にしている人を見ると、なんとなく今の自分に虚しさを感じることがあります。
「寂しさ」とはちょっと違うかもしれませんが、マイナスな感情であることは変わらないのでよく凹んでしまいます。
こういうマイナスな感情を感じてしまうと、なし崩しに気持ちがマイナス方向へ行ってしまうので注意していきたいですね。
まとめ
主婦になって10年以上が経っているのですが、ふと感じてしまう「寂しさ」はどんな人でもふとした時に感じてしまう感情なのでないかと感じています。
その原因には
- 「人と比べてしまう」
- 「理解されない」
ということが挙げられると思っています。
でも家庭内で気持ちが満たされていると、他の人や他の家庭のことはそんなに気にならなくなることも多くあると思います。
家庭内で満たされるということは、他の誰がわかってくれなくても「家族がわかってくれている」という肯定感があるということです。
この考えを元に私が思ったこととしては、夫婦や家族がお互いを理解し合うことができれば「寂しさを感じる瞬間」なんてほとんどないのかもしれないなということです。
でもこの「理解し合うこと」が本当に難しいことですし、自分ができているのかすらわからない部分でもあるので、家族全員がそう思ってくれないとできないことではあります。
いくら家族でもやはり違う人間、相手を変えることは本当に難しくて骨の折れることなので、この「寂しさ」を紛らわせるためには自分を自分で充実させる方法しかないのかもしれませんね。
大丈夫、家庭をもって一生懸命に育児をしている主婦は立派です!
それだけで胸を張っていいことなのではないでしょうか。
寂しさを感じることはなくならないかもしれませんが、そこに居るだけで存在価値は絶対にあるので、まずは自分で自分を誇れるような何かを見つけていきましょう!