その他主婦の悩み

田舎の親を一人暮らしさせるのはかわいそう?遠距離でも支援する方法!

一人暮らし

進学、就職、転勤、結婚・・・。

親元を離れる理由は、人それぞれ。
 

あの頃、遠くへ引っ越していく私を応援してくれた親もだんだん年を取ってきました(^_^;)

若いころはあまり気にしていなかったけれど(ゴメン!)、親が高齢になるにつれ、だんだんと心配のタネが増えてきます(;´・ω・)
 

  • 突然具合が悪くなったら
  • ガスの火は消し忘れ・・・。てないか
  • なにか犯罪に巻き込まれたら

考えるとキリがありません!!
 

子どもの頃、かわいがってくれた近所のおばあさんも、最近では会うたびに同じことを質問するようになりました。

噂では、心配した家族が、田舎へ引き取ることになったのだとか。
 

ママ友の一人は、そろそろ家を建てて、元気なうちに親を呼び寄せようかと悩んでいます。
 

田舎で一人暮らしの親をサポートするには、呼び寄せるのが一番良い方法??

それができない時には、どんな方法で支援していったらいいのでしょうか!?
 

田舎の親を一人暮らしさせるのはかわいそう?

一人暮らしの老人
 
田舎に一人で暮らす親が、かわいそうとは限りません
 

もちろん、子どもや孫が近くにいてくれれば心強いでしょう。

けれど、近くにいるからこそ、安心して余計に足が遠のく場合だってありますよね(;´Д`)
 

また、長く住んでいれば、それだけ親には親の人間関係ができあがっています。

突然、遠く離れた土地へ呼び寄せたことが、逆に精神的な負担となることも多いようです(;´・ω・)
 

私は、以前ショッピングセンターで働いていました。

そこへ、一時期毎日やってくるおじいさんがいたのです。
 

おじいさんは、なんとなく商品を冷やかしてみたり、ただ黙って建物内をウロウロ歩き回っていたり・・・。
 

ある日、気になって声をかけてみました!
 

すると・・・。

おじいさんは遠いところから、子ども夫婦のところへ引っ越してきたばかり。

田舎での一人暮らしでは何かと不便だろうと、親切心から何度も誘われて、とうとうこちらへ来る決心をしたとのことでした。
 

ですが、子ども夫婦は共働き。
 

これは、一例に過ぎません。

  • 何度も遊びに来ていて勝手がわかっている
  • 子どもの世話やサークル活動などやりがいを見いだせることがある

などであれば、状況は全然違ったかもしれません。
 

特に親が元気なうちは、どこでどうやって暮らしていきたいのか本人の意見を尊重することも大切だと思います(^-^)
 

遠距離に住む親を支援するには?

ご飯
 
では、遠距離に住んでいる親を支援する方法には、どんなものがあるのでしょうか?
 

見守りサービス

警備会社や、郵便局等の業者に、見守りサービスを依頼することもできます。

警備会社にお願いすると、何か異変を見つけた際、すぐに駆けつけてくれるという安心感がありますね(*^_^*)
 

郵便局のみまもりサービスでも、月一回の訪問のほか、オプションでセコムの駆けつけサービスをつけることもできますよ(^o^)
 

また、

  • ガスや電気の使用量
  • ポットの使用頻度

などから、普段と違う場合に連絡をもらえるタイプなどもよく聞きますよね。

こちらは、異常をメールなどで知らせてくれますが、駆けつけてはくれません

自分で行かれない距離であれば、緊急の際は、あらかじめ近くの人に様子を見てもらうようお願いしておくなどの手配も必要になりそうです。
 

配食サービス

一人暮らしだと、ついおろそかになりがちな食事。

自宅に運んでくれる配食サービスを利用すれば、配達時に様子を見てもらうこともできます。
 

住んでいる地域によっては、条件を満たせば公的な配食サービスを受けることもできます。

また、コープ・生協のお弁当宅配は、自治体などとの「地域見守り協定」の締結を進めていて、異変に気付くと事前に取り決めた行政などの連絡先に通報してくれる嬉しいサービスがついています。
 

配食サービスを提供しているところは、いろいろあります!

利用する地域や、受けたいサービスによって検討してみてはいかがでしょうか?

そしてもちろん、お父さんお母さんの好きな味かどうかも、大切なポイントですね☆
 

詐欺電話への備え

高齢者を狙った、電話での詐欺事件が後を絶ちません!!

詐欺グループは、離れて暮らす息子をかたることもあり、詐欺電話から高齢の親を守るには、やはり子どもの力が必要です。
 

最近では、迷惑電話対策機能のついた電話機もあります。

また、自治体などから、自動通話録音機をレンタルできるところもあり、話題になりました!
 

以前はオレオレ詐欺の被害が増えるにつれ、合言葉を決める、留守電にしておいて電話に出ない、などの対策も言われてきました。

しかし、年を取るとついつい忘れてしまったり、自分は大丈夫だと思って電話に出てしまうこともあるでしょう(^^;)
 

迷惑電話の対策を、実際に親元を訪ねて「してあげる」ということが、きっと親からの安心や信頼感につながります。

電話機を見るたびに、心配してくれている我が子の顔が思い浮かべば、そんな親子のきずなも詐欺電話に騙されないための役に立つのではないでしょうか(^-^)
 

呼び寄せ介護のメリットとデメリット

メリットとデメリット
 
田舎での親の一人暮らしが不安な場合、呼び寄せるという選択肢も出てくるでしょう。
 

呼び寄せ介護のメリット

一番のメリットは、同居あるいはすぐ近くに住んでいることで、日常的に様子を見に行かれることです。

前述のような見守りサービスを取り入れた場合も、連絡を受けたらすぐに駆けつけることもできます。
 

デメリット

大きなストレス

一番のデメリットは、住み慣れた土地を離れるという大きなストレスを与えてしまうこと(>_<)

その結果、

  • リロケーションダメージ(急な環境の変化で、認知症の症状が目立つようになる)が見られる
  • 話し相手を失ってうつ症状を発症したりする

なども多くいます。
 

親を呼び寄せる際には、普段使っている家具や道具を一緒に持ってきて、居心地の良い空間を用意してあげることも重要です。

また、

  • 文通や電話、メールなどでこれまでの友人たちとの縁が突然切れないように配慮する
  • 趣味のサークルを見つけてあげる

などして、孤独を感じさせないように注意しましょう!
 

高齢者の集中

子ども世帯が住んでいる都市部などに、もともと住んでいた高齢者と、呼び寄せられた高齢者が集中することも心配されています。
 

高齢者の一極集中は、それだけ高齢者向けサービスや医療機関の不足につながります。

その結果、せっかく呼び寄せたのに思うようなサポートをしてあげられなくなるようでは困ってしまいますね(^^;)
 

生活リズムの違い

今まで別々に暮らしていたのですから、生活リズムが違うのは当たり前!

同居する場合、ムリにどちらかに合わせようというのも、大きな負担です。

特に初めの内は、多少食事の時間が違ったりしても、大目に見てあげてくださいね(*´ω`*)
 

また、人はやりがいを見つけると、生き生きと暮らせるもの。

一緒に暮らすからには、お客様扱いではなく、家族の中でなにかしら役割を与えてあげるのも重要です!

日々、家族に感謝される暮らしは、これまで一人暮らしだった親にとって、心温まる嬉しい毎日に違いありません(^O^)
 

食べ物の違い

高齢者にとって、普段食べ慣れていない料理や味付けも負担になります!

それでも、自分のためにやってくれているのだからと、グッと我慢して文句の一つも言わない人がたくさんいます。
 

そういう部分への心配りは、初めの内は特に大切になるでしょう。

お互いに慣れてきて、なんでも言い合えるようになれば、だんだんラクになってくるはずです。
 

私の祖母も、一人で料理をするのが大変になって、食事を叔母に頼んでいました。

叔母は、「おばあちゃんはなんでも喜んで食べるのよ」と言っていましたが、母が訪ねていくと、こそっと「最近の料理はなにがうまいんだかわからないよ」とこぼしていたものです(^^;)
 

まとめ

田舎に一人で暮らす親を呼び寄せることには、メリットと同じくらいデメリットもあります

そもそも、一人の気ままな暮らしが気に言っている場合もありますし、長く培ってきた居心地の良い人間関係もあるでしょう。
 

子どもが、ただ責任感に駆られて呼び寄せるのでは、なかなか良い結果には結びつきません。

近くにいれば自分で様子を見に行かれますが、離れていてもそれを補うためのサービスが増えてきています。

これからの暮らし方については、親の事情、子どもの事情を考え、お互いによく話し合った上で決めていきたいですね(*^_^*)
 

私のもう一人の祖母は、実家の隣町に一人で住んでいました。

祖父が亡くなってから、父は毎週末様子を見に行き、車で一緒に買い物に行き、お昼をごちそうするのが習慣でした。
 

そんな、ある週末のこと―――。

父が祖母の家を尋ねると、祖母は台所で倒れていたそうです。
 

救急搬送された結果、大腿骨を骨折していました。

祖母の記憶もあいまいで、一体いつから台所に倒れたままだったのか、今でもわかりません。
 

近くだからという、安心や油断もあったかもしれません。

近くだろうと、誰かが毎日安否を確認しなければ、何が起こるかわかりません!
 

どんなサービスに申し込もうと、どんなに近くに暮らしていようと、「これで、もう大丈夫」ということではないんです(;´・ω・)
 

私たちを産み育て、ここまで暮らしやすい社会を作ってくれたのは、間違いなく親たちです。

どうしようと一人で悩むよりも、まずは毎日5分でも会話をしてみてはどうでしょう?

他愛のない会話の中から、案外良いアイデアを思いついたりするものですよ☆

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