ここ数年、私のまわりは結婚のニュースでいっぱいです(*´ω`*)
このまま結婚しないのかと思っていた友人たちも、40歳が迫ってきてようやく重い腰を上げたよう!
みんな初婚だし子供も欲しい人ばかり!
けれども、アラフォーといえば、そろそろ高齢出産のリスクも気になりますね(>_<)
知り合いにも、妊娠中の体調管理に大変な思いをしていた人がいたけれど・・・。
高齢出産って、実のところ何が問題なのでしょうか??
子供を作らないという選択もアリ!?
高齢で初婚の場合でも子供は欲しい?
初婚の年齢が高くても、子供が欲しいかどうか。
子供に関しての考え方は、夫婦それぞれです。
子供が欲しいという人は、いくつになっても子供が欲しい。
逆に「愛する人と一緒にいられれば、子供はいらない」という人もいるでしょう。
むしろ、子供は欲しくないという気持ちで、年齢が上がるまで結婚に踏み切れなかった人もいますよね。
高齢での妊娠・出産は、正直なところ、若いころよりもハードルが上がります!
年齢が上がるにつれて、自然に妊娠することも難しくなってきますから、不妊治療を受ける必要も出てくるかもしれません。
そこで、妊娠・出産を望む場合は、お互いにブライダルチェックを受けておくのも良いですね。
- 妊娠に影響を及ぼすような病気や症状がないか
- 卵巣の年齢や卵管の状態
なども確認することができます。
結果をもとに、早期に必要な治療を始めたり、夫婦で方針を話し合うこともできますね(^-^)
年齢別の妊娠確率と高齢出産のリスク
年齢別の妊娠確率
- 20代・・・・・25~30%
- 30~34歳・・・25~30%
- 35~39歳・・・18%
- 40~44歳・・・5%
- 45歳・・・・・1%
これを見ると、35歳以降はガクッと妊娠確率が下がるのがわかります。
また、反対に年齢が上がっても、閉経までは妊娠の可能性はありますから、数字だけですべてを判断することはできません。
高齢出産のリスク
今や平均寿命も延び、一昔前なら「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばれていた年代でも、若々しく素敵な人がたくさんいますよね!
しかし、出産に関しては違います。
どんなに元気な人でも、35歳からは「高齢出産」の仲間入り(^^;)
男性の精子とは異なり、女性の卵子は生まれた時から数が増えません。
持って生まれた数を、出し切ったら、それでおしまいΣ(゚Д゚)
さらに、新しく作られることがないために、卵子も「老化」をまぬがれません。
では、高齢出産には、どんなリスクがあるのでしょうか。
妊娠高血圧症候群になる可能性UP
加齢は、妊娠中の母体の健康にも影響します。
妊娠高血圧症候群は、妊娠中に
- 高血圧
- タンパク尿
- むくみ
などが見られる症状です。
母子共に健康な、良いお産を迎えるためにも、妊婦健診は忘れずに受けましょう!
自然流産率UP
高齢出産の自然流産率は約20%と言われています。
単純に考えれば、赤ちゃんの5人に1人が流産になる計算です(;゚Д゚)
赤ちゃんの死亡率UP
妊娠22週以上の胎児や、生後1か月以内の新生児の死亡率は、お母さんの年齢が上がるにつれて上昇することがわかっています。
帝王切開率UP
高齢出産の場合、安全を考慮してあらかじめ帝王切開を勧める医師も多いよう(;゚Д゚)
自然分娩を希望する場合は、よく確認せずに通院を始めてしまうと、選択肢をもらえないリスクもあります。
ダウン症などの子が生まれる確率が高まる
加齢により、卵子の分裂異常も起きやすくなってきます。
その結果、高齢での出産ほど、ダウン症の子どもが生まれるリスクなどが高まってしまうのです。
切迫流産率UP
切迫流産のリスクも上がります。
私の知り合いも、アラフォーで初めて双子を妊娠!
ところが、喜んだのもつかの間。
途中から出産まで何カ月も入院を余儀なくされていました(◎_◎;)
経済的なリスクUP
仮に40歳で出産したとして、子供が20歳になるころには、親は60歳!
もう定年退職が視野に入っている年代です(;・∀・)
これまでの子供がいない状況で、子育てや子供の将来のために貯蓄をしている人は稀でしょう。
また、妊娠・出産にも、リスクが高い分、長期の入院費など余計にお金がかかる可能性も高いですよね。
子供が独立する前に年金収入だけになってしまうというのも、ちょっと厳しいかなぁと思います(^_^;)
子なし晩婚夫婦は寂しい?
高齢での出産はむずかしいこともあり、子供を作らないという選択をする夫婦もたくさんいます。
でも、子供のいない晩婚夫婦の老後には、寂しい生活が待っているのでしょうか?
いいえ、そうともいえません!!
子供が親にもたらすものは、幸せのみではないからです。
時間的にも体力的にも経済的にも、子育てには負担が伴います。
夫婦二人であれば、その分の
- 時間
- 体力
- お金
を二人のため、あるいはお互いのために使うことができます。
割り切ってしまえば、こんなに気ままなことはありません。
また、自分たちだけでの生活に不安が出てきたとしても、代金を支払って介護付きのホームに入る方が気楽だというケースも多々あります。
血のつながった子供であっても、親の介護が必要となれば、負担が大きいのは当然のこと。
晩婚夫婦であれば、子供がまだまだ働き盛りの内にそういった状況になることも十分考えられます。
さらには、子供の人数によっては、相続の問題なども起こり得ます(T_T)
遺産相続で兄弟が争うのを見るうちに、「ずっと妹弟が欲しいと思っていたけど、今になって思えば一人っ子でよかった。」という人もいましたよ。
子供がいなければ、夫婦の財産は夫婦のもの。
自由に、楽しく使えます。
子供ががいるからこその幸せと、夫婦水入らずで気ままに暮らす幸せ。
お互いをうらやむのではなく、今の自分を心から楽しめれば、寂しいということはないでしょう(*^_^*)
まとめ
晩婚で子供を希望する場合、
- 妊娠の難しさ
- 高齢出産にともなうリスク
をお互いに理解しておく必要があります。
必ずしも子供がいなくても、幸せに過ごしている人はいくらでもいます(*^_^*)
以前、ある学校の校長先生から、こんなお話を聞きました。
人間の社会には、赤ちゃんからお年寄りまで、様々な年代の人が共に暮らしていることが大切なのだ、というお話です。
例えば、
- お年寄りには知恵があり、それを若い世代に伝えることができます。
- 青年たちには力があり、子どもやお年寄りを助けることができます。
- 赤ちゃんや子どもは、まわりの人に希望を与えることができます。
これ以外にも様々な場面で、
- 違う世代同士が支えあい
- 影響を与え合う
ことで、コミュニティーがより良くなっていく―――。
そんな、素敵なお話でした(*´ω`*)
子供を連れて外へ出ると、自然と年配の方々が声をかけてくれます。
子供がいない人も、外へ出れば子供たちと交流することができます。
仕事や趣味を楽しむうちに、年の離れた友人がたくさんできたという話も、よく聞きます。
この世には、決まった幸せの形などありません。
どんな形であれ、生きがいをもって楽しく暮らしていくことは可能です。