痔の病気は妊娠・出産経験者や便秘がちな女性にとってとても多い病気です。
肛門科を受診する患者の約半数は女性と言われています。
しかし痔になってしまったけど恥ずかしくて病院に行くのをためらっている女性も多いかと思います。
筆者も出産したらお尻に今まで感じたことのない違和感…
そう。
いぼ痔になってしまったのです( ;∀;)
しかし肛門科に行く勇気が出ず、幸い痛みがないのでいまだに放置してしまっています( ̄▽ ̄;)
そこで今回は、筆者のように痔になってしまったけど診療をためらっている女性の方へ、肛門科の診療はどんなことをするのか、痔を放置するとどうなるかなどをご紹介します!
痔の診療に行くのが恥ずかしい!みんな受けてるの?
肛門科というのは他の診療とは違い医院に入るところとか見られるのも恥ずかしいですし、なかなかハードルが高いですよね。
それでは実際に痔になった際、病院や医院に行った人はどのくらいいるのかmaruhoが調査した結果をご紹介します。
Q. 病院や医院に行きましたか?
- 行った・・・23.7パーセント
- 行かなかった・・・76.3パーセント
(痔の症状がある方300人の回答)
なんと痔の症状がある方の約2割しか診療を受けていないんですね!!
やはりみなさん恥ずかしくて診療を躊躇しているんですねー。
肛門科で痔の診療ってどんなことするの?
肛門科での痔の診療ではどんなことをされるのかご説明します。
- 問診
- 視診・触診
- 治療方針の説明
決して特別なことはなく、他の診療科と変わりありませんね。
しかし、視診・触診が難関なんですよね。
だって患部はおしりなんですもの!!
おしりを見られるのが問題なんですよ。。。( ;∀;)
それではどんな格好で視診・触診をするのか詳しくご説明します。
まず、診療を受ける体勢ですが、ショーツを膝上まで下げ、診療用ベッドに横向きに横たわり、腰にはバスタオルがかけられます。
基本的にはこの状態(シムス体位)で先生が後ろからバスタオルをめくり診察します。
さらに詳しい検査が必要な場合は、
- 仰向けで膝を抱えた体勢(砕石位)
- 四つん這いの体勢(膝胸位)
などでも診察する時があります。
次に触診の内容です。
- 肛門指診…麻酔薬のゼリーを塗った指で肛門の中を触診し、痔の状態やがん、ポリープの有無をチェックします。
- 肛門鏡…肛門鏡という器具で肛門を広げて痔核の位置や大きさなどを観察します。
- 直腸鏡…ガンやポリープが疑われる場合、直腸鏡という器具を使い直腸の奥15〜20cmくらいまで詳しく診察します。
通常痛みはほとんどありませんが、切れ痔や膿が溜まっている場合はもともとの痛みが診療の時に現れます。
診察が終わったら医師の説明があり、痔の種類や程度、今後の治療方針などの説明を受けます。
女性が患者の場合は、
- 女性の看護師さんが付いてくれたり
- お尻に触る時は声をかけてくれたり
など配慮してくれるところも多いようです。
痔を放置して悪化するとどうなるの?
痔ができても我慢できる程度であったり、恥ずかしくて診療を受けず、放置してしまっている方が多くいます。
痔を放置するとますます悪化してしまう恐れがあるので注意が必要です!
それでは最後に痔を放置して悪化するとどうなるのかご説明します。
痔の種類は大きく分けると
- 痔核(いぼ痔)
- 裂肛(切れ痔)
- 痔瘻(あな痔)
以上の3種類からなり、特に多いのがいぼ痔です。
いぼ痔の症状があるのに放置すると、徐々に悪化して激しい痛みを伴うようになり、出血する事もあります。
家族の運転で病院の玄関にはきたもののあまりの痛さに歩くこともできず、ストレッチャーで診察室まで運ばれた人もいるそうです!
さらに重傷化してから手術を受けると肛門が狭くなったり、出血しやすくなる恐れもあります。
なかには痔だと思って放置していたらなんと大腸ガンだったというケースもあるそうです!!
痔は放置せず思い切って受診した方が良さそうです。
まとめ
以上、肛門科の診療内容と、痔を放置するとどうなるかご紹介しました!
要点をまとめると、
- 痔の症状がある人の約2割しか診療を受けていない!
- 肛門科の診療は基本的には他の診療科と変わらないが、触診で肛門指診、肛門鏡、直腸鏡というものがある。
- 痔を放置すると激しい痛みに襲われたり、出血することもあり、重傷化してからの手術だと肛門が狭くなったり出血しやすくなる場合も。
ということでした。
恥ずかしいのは最初だけで1度診療してもらうと後はもう慣れてしまうようで「もっと早く受診すればよかった」と思う人が多いようです。
肛門科に行くのを躊躇している女性の中で婦人科にかかった事がある方もいるかと思いますが、アレも相当恥ずかしいですよね( ̄▽ ̄;)
婦人科も肛門科も見るとこ対して変わらないし、筆者も診てもらおうと思います。
ガンだったら怖いですしね(;・∀・)
筆者と同じく痔に悩んでる女性が肛門科に行く勇気が持てますように。
最後までお読みいただきありがとうございました!