どんな場所に住んでいてもご近所にちょっと苦手だったり、嫌だなと感じてしまう人っていると思います。
自慢話ばかりする人、嫌味な人、外面だけよくして陰でコソコソ悪口を言う人など…人間性を疑いたくなるような人もいると思います。
ただのご近所さんなら「そーっとフェードアウト」ができなくもないのですが、同じくらいの年齢の子供がいるとどうもそういう訳にはいきません。
私にもそう感じる人がいるのでお付き合いに関してすごく気を遣うことも多くあります。
そしてまた同じくらいの子供がいる家なので、同じ学校に通っていることや子供会などの都合で付き合いをやめることができずにいます。
このように自分の意思や都合とは全く関係なく続けていかなければいけない付き合いで悩んでしまって辛くなることがたくさんあって疲れてしまいますよね。
今回はそういう嫌いなご近所さんとの付き合いに関して、主観的な意見も含めて書いていこうと思います。
近所に嫌いな人がいる時の対処法!
近所に嫌いな人がいるって苦痛ですよね。
でも表立って「あなたが嫌いです」とは言えないし、何かコトでも起きてしまったら地域全体に話が広がって、尾ひれがついた変なウワサになってしまうのも面倒です。
意識してしまっている自分も嫌になってしまうこともあるので、気にし過ぎは良くないと分かっているものの…つい考えてしまったりもします。
もうまさに今の私なのですが(汗)
この苦痛から逃れるためには引っ越しが一番手っ取り早い解決策ではあるのですが、どこに行っても嫌な人はいるので、その度に引っ越すことは不可能ですよね?
ではどうやってこの状況を変えればいいのでしょうか?
この状況にスッポリはまっている私が調べた「これイイ!」と思った有効的な対処法をいくつか挙げてみますので、読んでみてください!
最低限のお付き合いで済ませる
一度でも苦手意識や嫌悪感を覚えてしまうと、どうやっても拭えないものですよね。
そういう場合は近づき過ぎないように距離を置いて、できる限り最低限の接触で済ませるようにしてみましょう。
人の心理として、好意的な人に対してはたくさん接点を持つことでもっともっと好きになっていく傾向にあるのですが、逆に嫌いな人は接する度に嫌いになっていくこともあるのです。
ちゃんと調べてみたら心理学で「単純接触効果」と呼ばれるものなんだそうですが、確かに「その通りかも!」と思うことが結構ありませんか?
会う度に嫌いになっていくと思うと、会うことすら億劫になりますね(汗)
そして必要以上の接点を持ってしまうと、無理に受け入れればいけない部分があったりでストレスにもつながりますし、受け入れられない自分に対して自己嫌悪を感じてしまうこともあるそうなので、やっぱり「ある程度のお付き合い」に留めておくことが何よりも効果的なのでしょうね。
人を変えようとしないで自分の内面を変える
どんな人であっても相手を変えることは不可能に近い難しいことです。
しかし自分を変えることは相手を変えることよりもずっと簡単にできると思いませんか?
自分の意識や考えを自分が良いように変えてみると、思ったよりもいい方向に進んでいくことがあると思いますが、対人関係も同じような場合があります。
こうやって自分がイメージする自分を「セルフイメージ」というのですが、これをうまくコントロールすることによって嫌いな人ともそれなりに付き合っていきやすくなります。
「自己暗示」と言われてしまえばそれまでなのですが、何でもマイナスに考えるよりはプラスに考える方が何事も上手くいきやすいのは本当にその通りなのです。
嫌いな相手を基準にセルフイメージを固めるのではなくて、自分の中の基準で「自分は自分だ」と考えることはとても重要です。
気持ちが本当に楽になって比べられたりなどしても何とも思わなくなったりもできるのです。
まずは自分の良いところを見つけましょう。
「毎朝ちゃんと起きてる!すごい!!」とかでいいんです。
そしてそれを声に出して言ってみてください。
なんだか元気になれるし「良いところがある自分」に嬉しい気持ちになるし、何よりもなんだか誇れます。
ほら、めちゃめちゃセルフイメージ高くなってきませんか?
そうすることで自分も変われるし、嫌いな人とも上手く付き合っていけるようになるかもしれないですね。
相手から逃げる
もうコレは最終手段です。
逃げるのは負けではありません。
誰にだって耐えられない、本当に嫌になって病気になってしまうかもしれないことがあります。
どうがんばっても自分の常識では考えられないことをしてくる人のことは理解できないし、自分を犠牲にしてまでお付き合いしなくてもいい人間なのです。
「逃げる」ということは自分や家族を守るために取る最後の手段なのです。
大切な選択肢なので、いざという時に頭に浮かべてみてください。
もう一度言いますが、どうしても耐えられなくなった時には逃げてください。
その選択は間違いではありません。
自分と自分の家族を一番に考えて、しっかり行動しましょう。
3つの対処法を挙げてみましたが、どうでしょうか?
なんにしても相手が変わることはないですし、自分も相手が思うように変われないので、まずは自分が自分の思った通りに変わることが一番の対処法なのだと感じます。
私がしている対処としては「相手にしない」ということなのです。
もう立っている場所が違うのだと自分に言い聞かせて、頭からフェードアウトするようにしています。
嫌いな人に対して「嫌いだ」という感情を抱いているのも嫌で、無関心でありたいと思う気持ちからこうしているのですが、やはり接すると「うわ、やっぱり無理」と思うのは仕方がないと思っています。
でもその後すぐに
- 「私はあの人ではないから気にしない」
- 「私の基準で考えよう」
と思い直したり声に出すようにしていたら、日常で嫌いな人のことを気にすることもなくなりました。
思うだけでは弱く思える時は声に出すといいですよ!
オススメなので、ぜひやってみてください!
近所付き合いは必要?ママ友なら付き合った方がいい?
同じような年齢の子供がいる場合、「ママ友」というのも嫌なくらいの相手だとしても多少の付き合いは必要になってきます。
なぜかというと「子供同士の付き合い」は親同士の関係に影響を受ける部分があるからです。
親同士が仲良くしていると、子供同士もやはり仲良くしていると思いませんか?
それは家庭内でお互いのマイナス面をあまり話さないからだと思います。
もちろん親同士が仲が良い訳なので、考えが似ていたり共感できる部分が多くある家庭同士だし、子供同士も仲良くなることも多くあると思います。
ただ人の心理として、好きな人のことはプラスなことだけ家族に伝えるし、たとえ少しマイナスなことでも「面白いよね」とプラスに変換して話すことが多くあると思います。
そうしたら家庭内でも相手の家に対してマイナスな感情がないので、子供同士もどんどん深く付き合っていけるのではないかと思います。
しかし嫌いな相手の話は100パーセント「嫌な人」として話をしませんか?
人は「嫌だったことをわかってもらいたい」という心理が働いくので、嫌いな人のことは本当にマイナス面しか話さないし、何なら少し話を盛ってしまうことが多くあります。
そして旦那さんに愚痴を言ったりする時に子供が近くにいる場所で言ってしまっている場合は注意してほしいのです。
子供は聞いていないようで聞いていたりするので、親の話を真に受けて相手の子供に接する場合があります。
要は「あの奥さんはちょっと変な人だから…」などと親が言っているのを聞いてしまうと、子供の中でもその家庭の子供は「変な人の子供」という認識となってしまうのです。
そうなってしまうと子供の交友関係の中で仲間はずれや悪口などが起きてしまって、いじめに発展しかねない状況になる場合もよくあることなのだと聞きました。
このように親同士の事情から起きる二次被害が子供の社会で起きなくもないのです。
子供がいない同士だったりすると付き合いも限られるのでそこまで気にしなくてもいいと思いますが、子供がいるとそうもいかないのが現状です。
親同士が「嫌いだから」や「面倒だから」と近所での付き合いをしないでいると、子供同士の関係性も悪化してしまうことがありますし、小学校の通学団などが同じであったりして子供が悪意にさらされる場面がないとも言い切れないので、ある程度は上手にお付き合いすることは必要だと考えています。
子供に悟られないようにすることも親として大人として大事なことなので、もし旦那さんなどとお話をする時は、絶対に子供の前では控えた方が良さそうです。
通う学校が違えばそこまで付き合いもなく済むかもしれませんが、だからと言って表立ってそれを態度で出すことはやはり子供に良くない影響を与えるかもしれないので、気を付けなければいけませんね。
近所付き合いのマナーとは?
スムーズな近所付き合いをしたいと思っているのなら、まずはこちらがマナーを知って守っておきたいですよね。
ご近所付き合いでの大切なマナーは、まず「あいさつ」ではないでしょうか。
「あいさつしたのに返って来ない」というのはご近所トラブルの始まりによくあると思います。
実際にあるマンションでは「あいさつしたくないから住民全員があいさつをやめろ」という意見が出て、「あいさつをしない」という決まりごとができるかもしれないという話がだいぶ前ですがあったのを知っていましたか?
私は衝撃的だったので覚えています。
結局どうなったかまでは覚えていないのですが、インパクトが強かったように思いました。
やはりあいさつをしないと近隣にどんな人が住んでいるのかもわからないし、防犯的にも怖さを感じてしまいました。
一軒家の多い住宅街や田舎になると、引っ越しのあいさつがないだけで印象が悪くなってしまうようなので、やはりあいさつは重要なことに感じました。
このようなことから、私は嫌だろうが何だろうがあいさつは常識だと思えたので、ここはしっかりと押さえておきたいことではないかと思いました。
そしてあいさつ以上のお付き合いマナーに関しては相手との相性にもよるので、あまり重要視しなくてもいいと思います。
親しくなれば敬語も取れてしまうし、一緒にお茶に行ったりなどのお付き合いもあるかもしれませんが、ご近所は付かず離れずのお付き合いも多いのであいさつができていればその相手ごとに重要視するマナーは変わってきてもいいと思います。
まとめ
家族と一緒に住んでいる家のご近所で嫌いな人がいると本当に苦痛を感じます。
それが家を購入して移り住んだ後にそうなってしまうと、本当に始末に負えなくなってしまいます。
しかし自分の考えを変えたり行動を変えることによって、大きな被害もなく過ぎていってしまうこともありますよね。
距離をおいたり時間をおくことで相手を違った視点でみることができて、嫌いではなくなることもあるかもしれませんよね。
どうしても嫌いでお付き合いができないなら物理的にも精神的にも回避したり、逃げることは可能です。
ただ子供がいる場合や、配偶者の友人が相手の場合は少しの無理は必要なので、セルフイメージを高めて乗り切りましょう!
私は嫌いな家がこの両方に該当しているので、しんどいですが年数回の地域や子供会の行事、学校行事に耐え忍んでいます。
本当に嫌で嫌でしょうがなく感じることもあるのですが、何よりも子供のことを思って耐えている状態です。
でも親の事情で子供の関係を制限するのは子供にとって良くない事なので、どうにかあと数年、子供が中学校に上がるまではなんとか耐えられるように、相手の存在を気にしないでおこう思います。
最後にもう一次だけ言いたいのですが、何よりも大切なのは自分とその家族です。
私自身が子供が嫌な思いをしないようにということだけを考えて耐えている部分もありますが、それすらも無理に感じてきたらその「無理だ」と思う気持ちを尊重できるようにしてください。
旦那さんがわかってくれることが一番ですが、それが難しいようだったら他に気持ちの逃げ道を作っておきましょう。
ご近所トラブルで心も家族もバラバラになってしまうケースも少なくありません。
まずは自分とその大切なものを守れるように、選択肢を広げておいてくださいね。