子供ができた時、「私は子育てに専念しよう!」と心に決めて退職したもの、いざ専業主婦になってみると、バリバリ仕事をしながら子育てをしているママを見て、かっこいいな、うらやましいなと思うこと、ありませんか?
私は1人目の妊娠5ヶ月の時に退職してからずっと専業主婦で、今は4歳と1歳の2人の子供を育てています。
初めて妊娠が分かった時は本当に嬉しくて、毎日車の運転が長時間な上、毎週のように出張のある仕事だったので、お腹の赤ちゃんの為に良くないと思い迷わず退職願を出しました。
その時は専業主婦になることを何とも思っていませんでしたが、子育てをしていく中で、復職していくママ友や出産してからも仕事を続ける元同僚の姿を見て、うらやましく思うことが何度もありました。
今回は、働くママをうらやましいと思うのはなぜなのか、ワーキングママはどんな生活をしているのか、働くママと専業ママ、子供にとってはどちらがいいのかをまとめてみましたので、是非参考にして下さいね。
働くママをうらやましいと思うのはなぜ?
まずは、働くママをうらやましいと思うのはなぜなのか、理由を考えてみたいと思います。
1.収入を得られる
働くママをうらやましいと思う1番大きい理由は、収入が得られることだと答える人も多いかもしれませんね。
自分の収入があれば、化粧品や洋服を買う時にも、ママ友とのランチも、気兼ねなく思いっきり楽しめますよね。
例え旦那さんがお金のことは任せるよと言ってくれていても、自分の為だけに使うお金は自分で稼いだ方が気が楽だと感じる人も多いのではないでしょうか。
2.自分の時間が持てる
日中子供と2人きりで過ごしていると、なかなか自由な時間は持てませんよね。
私は上の子を幼稚園に送り出してから急いで掃除や洗濯を済ませ、下の子と遊んだりご飯を食べさせたりして、お昼寝の間にサッとご飯を食べて夜ご飯の下ごしらえをします。
ほとんど休む間もなく上の子が帰ってきて、次の日の準備やお風呂、夜ご飯を食べさせて2人を寝かしつけをしたらもうクタクタです。
それから夫が帰ってきて夜ご飯のお世話をしたら、リラックスタイムを過ごすこともなく疲れて寝てしまいます。
こんな風に月曜日から金曜日まで慌ただしく過ごしていると、本当に自分の時間を持てていないなぁと感じます。
その点働くママは、保育園に子供を預けてから迎えにいくまでの時間は、ママではない一社会人として自分の時間を過ごせているのだろうなと思うと、うらやましく感じることがあります。
3.社会との繋がりを持てる
毎日家にいると、社会と断絶したような気持ちになることがありませんか?
私は上の子が1歳になるまで、買い物や病院などの必要最低限しかほとんど外出することはなく、2人きりで家で過ごしていました。
家事と育児以外何もしないような毎日で、テレビを見る時は幼児番組ばかりで世間の問題に疎くなり、社会から遠ざかっているような気持ちになっていました。
1歳を過ぎてからやっと児童館や支援センターに通うようになり、地域の子供たちやそのママ達と交流するようになり、社会との関わりを感じられるようになり寂しさが軽減しました。
それでもやはり、仕事をしているママは社会で活躍しているんだと思うと、すごくかっこいいなと思うことがあります。
ワーキングママはどんな生活をしているの?
では実際、働きながら子供を育てているママはどんな生活をしているのでしょうか。
働き方は様々で、フルタイムで週5日勤務の人もいれば週3日くらい勤務の人もいて、時短勤務の人もいますので一概には言えませんが、私の知っている3人の例を紹介します。
1.旦那さんの両親と近所に住む小学生2人のママ
その人は現在フルタイムで働いています。
出産を機に一度は専業主婦になったのですが、働き始めた理由は嫁姑問題です。
外出するのにもどこに行くのか聞いてきたり暇さえあれば家に来たり。
すごく嫌なわけではないけれど、いつも気にしていなければいけない状況が辛くて、働く決心をしました。
そうすることで自分の居場所が会社にでき、出掛ける理由が仕事だと分かっているのでお姑さんが口出しすることもなく、とても気楽になったと言っていました。
2人の子供は小学生なのである程度自分のことは自分でできるし、鍵を忘れて学校に行ってしまった日はおばあちゃんの家に行くことにしてあるので、お姑さんにお世話になり感謝しているそうです。
この人は働いたことで自由を手に入れることができた、とても良い例だと思います。
2.旦那さんは単身赴任で、3歳の子供を育てるママ
子供の将来の為にたくさん貯蓄しておきたいという理由で働いているママです。
旦那さんは単身赴任で、ママは3歳の女の子と2人で暮らし、保育園に預けてフルタイムで働いています。
1人で子育てしながらフルタイムの勤務をするのは想像以上にハードで、子供を保育園に送ってそのまま出勤。
退勤して子供を迎えに行き、ご飯やお風呂、次の日の準備。
週末には溜まった家事や買い物に追われ、自分の時間は週末も含めてほぼないと言っていました。
仕事が終わって疲れてしまうとどうしても夜ご飯を作る元気がなく、数日コンビニのお弁当が続いてしまったある日。
「またお弁当でごめんね」とママが言うと、「ママのご飯が大好きだけど、買ったご飯も美味しいよ」と泣くのを我慢しながら言ってくれたそうです。
ママは申し訳なさと娘に気を遣わせてしまったことが辛くて、号泣してしまったそうです。
このお話を聞いた時、子供の為にたくさん貯蓄したいと思って頑張って働いているのに、子供にたくさん我慢してもらわないといけないこともあるんだなと感じました。
3.働くことが好きだった、時短で働くママ
元々薬剤師として働いていて、出産を機に退職したけれども、やっぱり仕事をしたいと思い保育園に預けて時短で薬剤師として再び働き始めたママです。
子供との時間を多く過ごしたくてフルタイムではなく時短を選びましたが、勤務時間が短いので保育園は短時間保育しか認められず、毎日送り迎えが時間ギリギリです。
また、勤務時間が短いので収入が少なく、保育料を支払うとほとんど手元には残らないそうです。
確かに働くのが好きで働き始めたのだけれど、こんなに毎日バタバタしながら頑張って働いても、保育料を払うことでほとんど収入がないような気持ちになってしまうのでは働く意味がない気がすると言っていました。
住んでいる自治体や旦那さんの収入によって保育料はそれぞれの家庭で違います。
収入が多いと扶養から外れますし、収入が少ないと保育料を支払うことで手元にほとんど残らないことになります。
子供を預けて働くのはなかなか難しいですね。
働くママと専業ママ、子供にとってはどちらがいい?
今専業ママをしている人は、働くママをうらやましいと思うことがあると思いますが、子供にとってはどちらがいいのでしょうか?
答えは、「どちらとも言えない」です。
働くママのメリットとしては、収入を得られることで子供に充実した生活を与えることができる点にあります。
習い事をたくさんさせてあげたり、将来の学費に当てるにも余裕ができます。
小さいうちから保育園に預ける場合、集団生活の中でたくさんの事を学ぶことができるので、家にいる子供よりも早くから自分で食べることや着替え等が上手になったり、オムツが取れるのが早い子が多いです。
また、働きながら家のことも頑張るママの姿は、子供が成長していく中で憧れの存在になっていくと思います。
専業ママのメリットは、一緒に過ごす時間が長くずっと様子を見てあげられるので、できるようになっていく成長の一つ一つを見届けてあげることができます。
幼稚園や学校行事に欠かさず参加できることも子供にとっては嬉しいことです。
このように、どちらにもメリットがたくさんありますので、どちらがいいと言い切ることは難しいです。
まとめ
働くママをうらやましいと思うのはなぜなのか、ワーキングママはどんな生活をしているのか、働くママと専業ママ、子供にとってはどちらがいいのかをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
子育てはとても大変です。
専業ママをしていると、働いているママを見てうらやましく思うことはほぼ全員と言っていいくらい皆が経験するのではないかと思います。
もちろん、仕事も家庭も充実して、収入が得られて、家族との時間もちゃんと取れているから働いて本当に良かった!と思っているワーキングママもたくさんいると思います。
しかしながら紹介させていただいたように、仕事をしながら子育てに追われて本当に大変な毎日を過ごしているママもいます。
周りの人が見るとキラキラしてかっこいいなと思うようなママも、実はヘトヘトになりながら毎日を送っているかもしれません。
働くママと専業ママ、どちらが自分にとって、または子供にとっていいのかは、やはりやってみなければ分かりません。
どちらもいいこと、大変なことがあります。
私は子育てに息詰まると、求人情報をチェックする癖があります。
読んでいると色んな仕事があることがあることが分かって純粋に楽しいですし、働きたいと思えばこんなに世の中には働く場所があるんだと思うと希望が持てます。
でも一旦心が落ち着くと、下の子が幼稚園に入ってから働こうと思い直しています。
自分から行動すればいつでも働くチャンスはありますし、今は子供とずっと過ごしたいと思うならば、時期はまだなのかもしれませんね。
自分の心と子供との関係を考えながら、是非じっくり検討してみて下さいね。