服屋に入ると、すかさず声をかけてくる店員!
一人でゆっくり見たい時に、あれをやられると、なんだか急に憂鬱になったりしますよね(-_-;)
さっきまでウキウキしていたはずなのに、「やっぱり今日は帰ろうかな・・・」なんて思ってみたり。
私もずっと、服屋での買い物が苦手でした(;´Д`)
だって、しつこいんだもの!!
ですがその後、いろいろあって服屋で働くようになりました。
すると、それまで知らなかったしつこい声かけの理由がわかって目からウロコ!
それに、上手に接客を断るお客さんたちにもビックリです。
まさに、お客さんが店員たちをコントロールしているようでしたよ!!Σ(゚Д゚)
そこで!
今回は、服屋の店員がやたらと話しかけてくる理由や、話しかけられたくない時の対処法をお伝えしたいと思います♪
服屋の店員が話しかけてくるのはなぜ?
服屋で店員が話しかけてくる理由は、いくつかあります。
目的の商品をご案内するため
日常的に買いに行く食料品などと違って、毎日同じ服屋に行く人はなかなかいませんよね!?
しかも服屋の店内は、シーズンごと、新作の入荷ごとに次々配置が変わっていたりするんですΣ(・ω・ノ)ノ!
店員のほうでもそれがわかっているので、お客さんのニーズを聞き出し、目的の商品に早くたどり着けるようお手伝いしようと話しかけてくるのです。
慣れないうちは、わずらわしく感じるかもしれませんが、逆に急いでいる時などは大助かり!
欲しいもの、見たいものが決まっている時は、こちらから聞いてみましょう。
オススメの着方を提案するため
扱っている服にこだわりがあるショップほど、商品をコーディネートして見てもらいたいものです。
オリジナルのデザインをする時点で、どう組み合わせたらよりオシャレに見えるかを計算して作っている場合も多々あります。
ですから、例えばシャツを選んだお客さんに、
- 「このシャツにはこういうスカートが似合いますよ」
- 「さりげなくカフスの間からアクセサリーがのぞくのもいいですよね」
- 「この時期に合わせるなら、こういった帽子はいかがでしょう?」
・・・なんて感じに、あれやこれやつけ始めるわけです。
実をいうと私も、シャツからボトムス、靴下にハンカチ、帽子に羽織り物・・・といろいろご提案させていただいていました!
もちろん、すべてまとめて買ってもらえるとは限りません。
それでもお客様が純粋にお買い物を楽しんでくれている時には、相手の好みや予算、TPOに合ったものをスタイリングさせていただけることは、とてもやりがいのあるお仕事でした(*^_^*)
個人のノルマを達成するため
100%お客様本位で仕事ができれば最高なのですが、服屋の店員には、たいがい毎日個人ノルマが課されています。
ノルマの達成率が悪いと、
- 昇進できない
- 時給が上がらない
- 上司の視線が痛い
などといったことがつきまとってくるのが現実です。
ですから、
「今日のノルマ達成まであと何万。
この様子だと接客できる人数はあと何人くらいだから、一人当たり〇〇円は売らないと・・・。」
などと心の奥底で考えながら声をかけているケースも多々あるはずです。
上司にプレッシャーをかけられているため
店員個人としては、空気を読んで、「お客様と良い関係を築くために、あえてちょっと距離を置いておこう」と思う時も、もちろんあります!
でも、上司がそばでプレッシャーをかけている時はそうもいきません(-_-;)
- 「なんでそんなに離れてるの!?」
- 「もっとそばに寄って、どんどん話しかけて!!!」
普段お店にいない、エライ人が来ている時などは、特にそうです。
店員の動きが不自然で、居心地が悪い時は、こんなことも原因かもしれません。
服屋の店員に話しかけられない方法!
- 最初に声をかけられたときに、接客を断る。
- 店員側から見て話しかけにくい状況を作って入店する
などで、話しかけられるのをある程度防ぐこともできます。
例えば、「何をお探しですか?」と聞かれた時。
「特に決まってないので、ちょっと見せてもらいますね~」などと言っておくと、店員は他のお客さんの方に行くなり、もう少し買う気を見せるまでしつこくしない方がいいなと判断して離れて行ったりすることが多いですよ。
それでも、やり手の販売員や勢いだけで押し切るタイプの新人店員などは、話を続けるかもしれませんが・・・(;^ω^)
そういう時には、
- イヤホンをして音楽を聴いているふりをする
- 友だちや親子などで、会話をしながら見る
なども有効です。
一方、店員によっては
- トレンドのこと
- 生地のこと
- ボタンや裏地のこと
- サイズ調整の方法
など、お役立ち情報をたくさん持っていることもあります。
店員を避けたいあまりに、せっかくのお買い物で失敗するのも困りますよね?
いつでも聞きたいことを聞けるように、あからさまにイヤそうな態度はしない方がいいのかなと思います(^-^)
しつこく話しかけてくる店員へはどう対応する?
しつこく声をかけてくる店員、たまにいるんですよね。
こちらの「一人にしておいてほしい」気持ちに気付いていないのか、もしくは誰かの指示でそうせざるを得ないのか・・・。
どちらにせよ、一度
- 「もう少し一人で見させてください」
- 「欲しいものがみつかったら、こちらから声をかけます」
と意思表示をしてみましょう。
それでも付きまとってくるようなら、その日のその時間は、見えないところから「ガンガン接客せよ!」と指示が出ている可能性も・・・!
時間を置いて来店してみると、ずっと気持ちよく買い物ができるかもしれません(^_^;)
また、どうもその店員だけがしつこそうという場合には、隙を見て別の店員に声をかけてしまいましょう。
厄介な個人ノルマのおかげで、他の店員はあなたに手を出しにくくなります。
でも、そんなこと買う側には関係のないことですね。
美容師さんと同じで、服屋の店員にだって合う合わないがあるもの。
初めに声をかけてきた店員も、すぐに切り替えて別のお客さんに当たりますから大丈夫です。
新たに声をかけた店員に、一つ二つ適当な質問をした上で、
「ありがとうございます。もう少し見てみます(^-^)」
などと一人にしてほしいアピールをすればOKですね。
まとめ
服屋の店員が話しかけてくる理由には、
- お客さんにお買い物やオシャレを楽しんでもらいたいという側面
- 売上ノルマを達成させるためという売る側の理由
などが混在しています。
買う側が楽しめているならば良いのですが、一人で見たい時、声をかけられたくない時には、さりげなく意思表示をしてみましょう。
雰囲気を悪くすることは、お店にとっても困ることですから、しつこくされなくなるはずですよ(^-^)
本当に会話をしたくなければ、
- 通信販売で買う
- 積極的に接客する気のないお店で買う
という方法もあります。
でも、そればかりではちょっと寂しいですよね。
それにしても服屋で働くと、会社の教育あり、お客さんの無理難題もあり、自分でも必死に情報を集めていろいろ役立つ知識を手に入れることができました!
八百屋さんで知らない野菜を見つけたら、どうやって食べるのか聞きますよね?
それと同じで、時には店員さんたちの知識も取り入れながら、より服選びを楽しめるといいと思います♪
楽しい気分で選んだ服を着るのは、より嬉しいものです。
次のお買い物では、素敵なお店、気の合う店員さん、そしてあなたにピッタリの素晴らしい洋服に出会えますように!