大好きな彼との結婚が決まって、毎日がルンルンハッピー(*´∀`*)
…のはずが、さっそく大きな問題にぶつかってしまいました。
それは、彼の実家がかなりの田舎にあるということ。
数年後に同居の話も出てるし…どうしよう(T_T)!!
都会育ちの私にとって、田舎の生活なんて想像もできない未知のワールド!!
こんな私が、田舎に嫁いでちゃんとやっていけるの??
もう、不安と心配と不安と心配しかないっ( ;∀;)
…そう、これは、10年前の私の心の叫びです。
そんな私も、今ではそれなりに田舎の生活に馴染んで、楽しく暮らしていますよ☆
そこで今回は、田舎に嫁ぐのが不安なあなたのために、
- 都会育ちの嫁が田舎に嫁いで辛いこと
- 田舎に嫁いでうまくやっていく方法
- 田舎に嫁ぐ前に知っておくべきこと
について、私の実体験や調べたことをもとにまとめてみました(^_^)
※ちなみに私の嫁ぎ先は田舎のレベルを5段階評価にするなら「レベル4」くらいのド田舎です(笑)
都会育ちで田舎へと嫁いだ嫁の辛いことは?
では、田舎に嫁ぐと具体的にどんなことが辛く感じるのでしょうか?
1. 男尊女卑的な習慣や古い価値観が残っている
日本でも男女平等が叫ばれるようになって久しいですが、田舎ではまだまだ「THE・男尊女卑」とも言える古い価値観がはびこっています!!
家によっては「男が一番風呂!!」という暗黙のルールがあったりしますので、そこは最初にさりげなく確認しておきましょう。
親せき同士や地域の集まりなどでも、男性陣が楽しく酒盛りしている間、女性陣は立ちっぱなしで料理やお酒の準備にあたふた…という光景はもはや田舎の風物詩です。
私は内心「なんで男どもだけ座ってんの?私も座ってゆっくり酒飲みたい!!」とムカつきながらも、姑や近所のおばちゃん達と一緒にせかせか働いています…(;^ω^)
また「長男が実家を継ぐもの」という価値観が強く残っていたりもします。
第一子が女の子だと、姑や親戚から「次は男の子をお願いね〜」とプレッシャーをかけらる…なんて時代錯誤な話もたまに聞きますね…
どうやら「代々続いてきた家や土地を自分たちの代で終わらせてはご先祖様に申し訳ない」という思いが背景にあるようですね。
2. ご近所付き合いが濃厚
基本的に日中は家の鍵をかけず、常にオープン&誰でもウェルカムの精神です。
(さすがに長時間の外出や夜間は鍵をかけますが…)
なので、ご近所さんが早朝からアポなしで家に来て上がりこむなんてことも珍しくありません。
さらに、外に干している洗濯物や車の出入りなどがナチュラルに把握されていて驚くことも。
「昨日朝から車でどこに出かけてたの?」
「最近若い人の服が干してるけど息子さん帰ってきたの?」
などと悪気なく聞かれることもあります…
悪気なく、というところがやっかいなんですよね(;^ω^)
そして人間関係が狭くて濃密な分、ウワサ話も広まりやすいです!!
あまりの秘密主義はかえって余計な詮索を招きますが、プライベートな話はあまりオープンに話し過ぎないように、気を付けて下さいね(;´∀`)
3. インフラやネット環境などが整っていない
私の嫁ぎ先は結構な山奥にあるため、下水道のインフラが届いておらず、当然のごとくボットン便所です。
また、一応インターネットや携帯電話もつながりますが、やたら通信が遅かったり電池の消耗が激しかったり…
その他、家の近くにお店や病院が無かったり、バスや電車もほとんど通っていない…なんてのはザラです(´・ω・`)
都会では当たり前にあったインフラやサービスが無いというこは物理的に色々と不便な環境であることは否定できません。
それでも、田舎ならではの良さもあります!!
田舎は都会よりも人口密度が低く土地に余裕があるため、庭付きの広い家が建てやすいです。
- 自然に囲まれた広々とした家でゆったり過ごしたい!
- 子供をのびのび育てたい!
という人には、最高の環境かもしれませんよ(*´ω`*)
都会育ちの嫁が田舎へ嫁いでもうまくやっていく方法
では、田舎に嫁いでうまくやっていくにはどうすればいいのでしょうか?
1. 結婚相手(パートナー)を味方つける
田舎に嫁ぐことの不安を事前にしっかりパートナーに打ち明けて「いざという時は私の味方になってね!!」と約束を取り付けておきましょう。
なんなら、誓約書を書いて貰うくらいがいいかも(笑)
何かあった時に地域の風習や義両親よりも、あなたのことを優先してくれる相手であれば、多少の困難は乗り越えられるはずですよ☆
2. 義両親との同居はできるだけ避ける
どんなに相性の良い嫁姑でも、一つ屋根の下に暮らすと様々な問題が生じるのは鉄板です。
ましてや、都会育ちの嫁と田舎暮らしの長い姑であれば、生活習慣や価値観の違いでぶつかるのは必至!
とはいえ、家業を継いだりする関係で同居を迫られる場合もありますよね。
その場合も、可能なら二世帯住宅や敷地内での近居などで、最低限のプライバシーと距離感は守られるようにするのがオススメです。
今は内心「嫁と同居なんてごめんだわ!」と思っている姑さんも増えているみたいなので、案外スムーズに話が進むかも知れませんよ。
「大好きなお義父さま、お義母さまと、末永くいい関係を保ちたいので…」という殺し文句を盾にして、全力で同居を回避しましょう(-д☆)!
3. 「いい嫁」を目指さない
姑やご近所さんに気に入られようと頑張れば頑張るほど、必ずどこかに無理が生じます。
そうするとあなたが辛くなるばかりか、余計に周囲との関係がギクシャクすることもあります。
長い付き合いだからこそ、飾らない素のあなたを出して、主張するところはしっかり主張していきましょう。
「ちょっとダメなところもあるけど、人懐こくて憎めないお嫁さんね」
「あそこのお嫁さん、気も強いし見た目も派手だけど、意外としっかりしてるのよね」
と、田舎のオバちゃんたちは意外と温かく受け入れてくれたりします。
休日には近隣の市街地に出かけて思いっきり遊んだり、リフレッシュを心がけて下さいね。
田舎の嫁だから…とあまり萎縮し過ぎず、開き直って好きなことをするくらいの気の強さも必要かなぁと、私は思います。
4. インターネットを活用する
高齢化過疎地域には、流行りのカフェや若者向けの店などは、ほとんど存在しません。
パートで働きたい!と思っても、隣町まで行かないと求人がないなんてこともザラです(爆)
しかし今は昔と違い、インターネットさえつながれば大抵のことは出来る時代です。
通販で好きなブランドの服やコスメも買えますし、音楽や読み物などの娯楽もネットで手軽に入手できますよね。
インターネットを利用した在宅ワークもたくさんあるので、うまくやればそれなりの収入になることもあるみたいですよ(*´艸`*)
「近所に若い人がいないからママ友も作れずに寂しいよ〜」という人は、SNSを活用するのもオススメです!
たとえネット上の付き合いでも、気軽に情報交換したり愚痴を言い合える仲間がいれば、だいぶ違いますよね☆
5. 遠慮なく周囲に甘える
田舎の人間関係って、都会には無い温かさがあります。
もちろん、距離の近さや親密さゆえの煩わしさも、確かにあります。
それでも、煩わしさと同じくらい、もしくはそれ以上の、温かさがあります。
子育てにしても「地域みんなで育てていこう」というムードが当たり前なので、都会のように「子供の声がうるさい」などと文句を言われることはほとんどありません!!
災害時や困った時に、近所の人たちがまるで家族のように助けてくれることもあります。
あまり壁を作らずに「近所の人全員が家族」くらいの気持ちで、上手に甘えたり頼ったりしてみましょう。
きっと、田舎の良さを感じられる日が来るはずですよ(*´ω`*)
都会から田舎の家へ嫁ぐときに知っておくべき事5選!
最後に「都会から田舎に嫁ぐ前にこれは知っておいたほうがいいよ☆」というポイントを5つまとめてみました。
1. 「消防団」や「婦人会」という組織がある
私の嫁ぎ先の地域では、成人男性は「消防団」、成人女性は「婦人会」という組織にほぼ全員、加入させられます。
「消防団」とは消防士とは違い、普段は別の仕事をしている人たち(主にその地域に住む男性)で結成され、火災が起こった時に真っ先に消火活動に向かうという役割を担う団体です。
いざという時のために、定期的に集まって本格的な消火訓練などもやっているみたいです。
「婦人会」というのは、
- 道路沿いの花壇に花を植える
- 清掃
- 草刈り
など地域の美化活動を主に行っている組織です。
災害時に結集して、ライフラインが止まった近隣の被災地に送るおにぎりをハイスピードで大量に握ったりもしますね。
さらに、定期的に盆踊り大会やカラオケ大会などを開いて親睦を深めるのも重要な活動の一つです。
ちなみに消防団も定期的に宴会を開いて親睦を深めますが、その度に何故か婦人会メンバーが召集されて酒や料理の準備&後始末をさせられます(怒)
「婦人会はお前らの奴隷じゃないぞ~!!」
…と心の中で叫びながらも、けっして口には出せません…(-_-メ)
2. 車の運転免許が無いと生活できない
都会なら家からちょっと歩けばバス停や駅がありますし、1時間に何本も電車やバスが来るのが当たり前ですよね。
ただし、田舎ではそうはいきません。
まず、
- 家から最寄りのバス停まで「車で」10分かかる
- バス停にも1日2本しかバスが来ない
とかはザラです(爆)
さらに「最寄りのコンビニまで車で30」とかは田舎のデフォルト設定ですので、自動車免許を持っていないとかなり不便です。
まだ運転免許を持っていない人は、田舎に嫁ぐ前に取得しておいて損はないですよ!!
3. 学校や習い事は少ないが、待機児童はゼロ!!
地域によっても差がありますが、基本的に田舎は高齢者が多く若者や子供の数が少ないです。
そうなると必然的に、小中学校が統廃合を繰り返し、一番近くの学校でもスクールバスや車での送迎が必要なほど遠くにあったりします。
また、放課後に塾や習い事に通わせたいと思っても地域にそういう場所が無い場合も多く、隣町まで送迎する必要があることも。
私立の小中学校なんて県外に出ないと存在しないため、お受験するかしないかで悩む必要がなく、ある意味気楽です(笑)
ただし田舎の最大のセールスポイントは、待機児童問題と無縁なところ!!
保育所は常に定員割れ状態なので、「求職中」などの適当な理由でほぼ全入状態です(爆)
ただ保育所も村に一か所しかなかったりするので、場所によっては家から保育所までの距離がめっちゃくちゃ遠くなるのが難点ですね…(;´∀`)
4. 病院がない!!深刻な医療格差
私の嫁ぎ先の村には病院が一件も無く、村役場の近くにある「診療所」というところに近隣の町から日替わりでお医者さんが来て診察してくれます。
(月曜日は内科、火曜日は耳鼻科…というように、曜日ごとに診療科が決まっています)
そんな状態なので、専門的な治療が必要な病気になったりすると、毎回車で一時間以上離れた大病院まで通わなくてはなりません。
家が山奥にあったりすると、当然、救急車の到着も遅いです。
子供はしょっちゅうケガしたり熱出したりするので、そういう点はちょっと心配ですね…
都会なら生活圏内に内科、歯科、耳鼻科など各種の病院が揃っていて、しかも最先端の治療をしてくれる大病院までのアクセスも楽ですよね。
都会で当たり前の
「自分に合う病院を選ぶ」
「通いやすい病院を選ぶ」
ということが、田舎ではそもそも選択肢すら無いという状況なのです。
これがズバリ「医療格差」ってやつですが、田舎に住んでる人間にとっては笑えない問題なんですよ…
5. 意外と物価が高い
私の嫁ぎ先の村には食料品や日用品を扱うスーパーが一件しかありませんが、近隣市街地のスーパーよりもお値段は高めです。
(他にお店がないので、価格競争する必要がないからでしょうか?)
なので姑は、通院で隣の市まで車を走らせたついでに、市内のディスカウントショップで食料品や日用品をがっつり買いだめしています(笑)
ただ、田舎では多くとれて余った野菜や魚介類をご近所さんがおすそ分けしてくれることが日常茶飯事。
新鮮で美味しい食材がタダで手に入る!という点では、田舎もなかなか魅力的ではありませんか?
まとめ
最後に今回の記事をざっとまとめますと、
- 都会の嫁が田舎に嫁いで辛いことは「男尊女卑的な古い価値観」「近所付き合いの濃密さ」「インフラの未整備」など
- うまくやっていくためには「パートナーを味方につける」「同居は避ける」「いい嫁を目指さない」「インターネットを活用する」「遠慮なく周囲に甘える」のがポイント
- 嫁ぐ前に知っておくべきことは「消防団や婦人会の存在」「交通の便の悪さ」「学校や習い事は少ないが待機児童はゼロ」「医療格差の問題」「意外と物価が高い」の5つ
こんな感じです☆
少しはお役に立てたでしょうか?
ただ最後に、これだけは言わせて下さい!!
何度も念を押しますが、この記事に書いてあるのはあくまでも私の嫁ぎ先のド田舎(山間部の高齢化過疎地)の話が主なソースです!!
過疎レベルを5段階評価(5がMAX)で分類するならレベル4相当のなかなかのド田舎です。
一口に「田舎」と言っても、過疎レベルや気候、立地などにより、環境も事情も、住人の気質も、まさに百通りあるはずです。
田舎へ嫁ぐことに不安になって、ネット検索を始めると、どうしてもネガティブな情報ばかりが目に入ってしまいますよね(´・ω・`)
でも「最初は不安だったけど、実際に嫁いでみたらかなり快適だよ^_^」という意見もたくさんあるはずです。
不安な気持ちはとっても良くわかりますが「百聞は一見にしかず」です!!
まずは実際に嫁ぎ先に行き、その地域の雰囲気をあなたの目で見て、五感で噛みしめてください。
その上で「どうしても無理だな…」と感じるなら、「結婚はするけど同居はできない」などとあなたの気持ちをハッキリと伝え、パートナーと納得の行くまで話し合ってから今後を決めるのもありです。
もう結婚を決意しているなら「なるようになるさ!!」という気持ちでドーンと開き直って嫁ぎましょう(笑)
実際なるようになるものですし、どうにもならない時は、やり直しだってできます。
あまり不安になり過ぎずに、パートナーとの幸せな未来を夢見て、前向きに進んで下さいね(*^_^*)
あなたの未来が笑顔に満ちたものでありますように、レベル4の田舎の片隅からそっと祈っています☆