価値観の違いは夫婦でもよく感じることだと思います。
特に笑いのツボに関しては違いがあからさまに出るところだと思います。
「え、今笑うところ?」って思うこともあれば「うそ、今のおもしろくないの?」と感じることはお互いにあることですよね。
夫婦の関係は笑いのツボが合えば何とかなるなんて言われることもありますが、本当にそうなのでしょうか?
今回は夫婦間の笑いのツボに関してのお話をしていこうと思います。
夫婦で笑いのツボが違うのはよくあること?
はっきり言わせいただきましょう!
夫婦で笑いのツボが違うことは「よくあること」です!!
正直なところ、笑いのツボって年齢にもよってくるところがありますし傾向は同じでもツボが変わることもあると思います。
実際私たち夫婦も10年前におもしろくて笑い転げるほど好きだったお笑いを動画サイトで観ても「懐かしいな」程度で笑えなくなっていることに気付いたことがあります。
もちろん基本的な笑いのツボは変わってないので、いまだに面白く感じるものもありますが、なかなか夫婦そろって同じものを面白いと思うことは昔より減ったのではないかと思います。
他の主婦の友達に聞いてみても意外とこの状態のご夫婦はたくさんいて、それでも夫婦をやっているという家庭も多くみられるようです。
逆に「いつまでもずーっと一緒に同じものを見て笑っているご夫婦っているのかな?」と思うくらいです。
私は多分子供の成長をほほえましく感じるくらいにしか旦那さんと共有する「おもしろさ」が存在していないのではないかと考えています。
詳しく「何パーセントがこうだ」と調べたわけではないのですが、私的には「よくあること」と思っていいことではないかと思っています。
夫婦で笑いのツボや価値観が違くてもやっていける?
では、「笑いのツボ」が違っても夫婦をやっていけるのかどうかのお話をしましょう。
そもそも私たち夫婦は「笑いのツボ」なるものがもともと違っていたので、余計に「それおもしろいの?」みたいな現象がお互いたくさんあると感じています。
それでも一応10年以上夫婦をやっているのでやっていけてると言っても大丈夫だと思います。
夫婦の価値観として、人生における大事な部分の価値観があっていれば何の心配もなく夫婦をしていけると思っているのですが、どうでしょうか?
例えば
- 「命を大事にしよう」
- 「家庭を第一優先にする」
- 「暴力は振るわない」
とか、当たり前のことのように感じることが一致していれば夫婦はやっていけると思うのです。
我が家がそうなのですが、まさに上に挙げたことは言わずもがな夫婦そろって大事にし合っている価値観と言えます。
特に話し合ったこともないのですが、人間性においてこの部分は基盤となっているし、子供にもこれだけは大事にするように伝えています。
家族共通の価値観があることで、心が繋がれて他のことで「ん?」と思うことがあっても「離婚しよう」などの決別を選択する要素がなくなるのではないでしょうか。
加えて我が家は「子供至上主義」みたいなところがあるので、子供を犠牲にしたりないがしろにするようなことをしなければ何の問題もなく過ごせてしまうのです。
「この部分が合わなくなったら離婚ですな」と話が出たりはしますが、息を吸うように自然にその価値観が染みついてしまっているので夫婦をやっていけてるんだろうなと思っています。
夫婦関係を続けていくことで重要なのは「笑いのツボ」ではなく、お互いに共通する価値観があるかどうかなので、同じもので笑えなくても夫婦として成り立つことは可能だと私は思います。
それでも「同じものを見て笑い合いたい」と思うのであれば努力が大切になってきます。
自分の趣味のものを見せるだけだとただの押し付けになってしまうので、相手の趣味も理解して自分なりに「おもしろい」と思うポイントを見つけていかなければなりません。
また私たち夫婦の話になってしまいますが、私たちは全く趣味が合いません。
これが本当に、びっくりするくらいにかすりもしないのです。
映画はあまり観ない派の私に大のパニックホラー映画好きな旦那さんだし、音楽もロック好きな私に全く聞かない旦那さん…。
バラエティやドラマが好きな私にドキュメント番組が好きな旦那さんで、キレイ目ファッション好きな私にカジュアルな旦那さん。
挙げたらキリがないくらいかすらないのです!
最初は理解しようかとも思ったのですが、やはり相容れず…行きついた先は「お互いの趣味に口を出さない」でした(苦笑)
でもこれが良かったんです。
好きなものを無理に理解しあわなくて済むし「何がいいの?」と聞かれることもなくなってお互いストレスフリーになったのでケンカが減りました。
子供ができてからも悪影響のない範囲で続けていますが、相手の好きを気にしなくていい環境なので趣味や笑いのツボなんて「そんなもん」なんだなと日々感じています。
理解をすることになんのストレスもなく適応できそうなら同じ趣味や笑いのツボを探るのは関係をより良いものにするのですが、無理がある趣味の場合もあるのでその時はこの方法も一つの手だと思います。
大丈夫、そんな夫婦が実際にここにいるので安心して選択してください(笑)
もう一度言います。
これで夫婦10年以上やっているので、安心して大丈夫だと思いますよ。
笑いのツボが違う夫婦は別れやすい?
そんなことはないと思います。
上にも書きましたが、それで別れてたら私たち夫婦は何度離婚を繰り返すことになるのやら…(苦笑)
確かに離婚する時の原因のひとつには挙がるかもしれませんが、決定打にはなりませんよね?
これが決定打になったら誰もがみんな×がついてしまいます。
さっきも書いてますが「夫婦としての価値観」は「笑いのツボ」ではありません。
同じものを見て笑えなくても、一緒にいて幸せを感じられる時や、相手が笑っている顔を見た時に嬉しく感じる瞬間があれば別れを選ぶことは少なくなると考えています。
私たち夫婦も人間なので、自分をないがしろにされたらやはり怒ったりします。
でも子供たちを大切にしてくれる場面を見ると「このやろう」と感じていた気持ちは薄まり、「子供を大切にしてくれる人はこの人だけだ」と思うし、幸せそうに笑い合っている場面を見たら「離婚だ!」なんて全く思いません。
逆に「笑いのツボ」が一緒であっても
- 家族を大切にしてくれない人
- 暴力を振るうような人
だったりした方が私は冷めるし光の速さで離婚を決断すると思います。
話したことはありませんが、旦那さんもきっとそう考えていると思います。
旦那さんがそう思っていると私が考えられるのも「同じ価値観」をもっているからなのではないでしょうか。
「一緒にいてもおもしろくない」と感じることと「こいつの価値観が理解できない」と考えるのは全く話が違います。
というか理解できない人と一緒にいても単純に「おもしろい」と感じないのは当然だし、苦痛になるのは仕方のないことだと思います。
「笑いのツボ」を基準にしていいのは「お付き合い」の範囲であって、結婚するとなったら「人生における共通の価値観」を基準にしてみてください。
「合わない笑いのツボ」を寄せるよりも相手が大切にしている部分に目を向けてみたら、思った以上に相性のいい相手だったりすることもあるのではないでしょうか。
まとめ
「笑いのツボ」と言うのはこれまでの人生で培ってきたものであり、そう簡単に変わるものではありません。
それは価値観も同じだと思います。
しかし長く夫婦関係を続けていくのに重要なことは「価値観の一致」です。
- 「こういう家庭にしたい」
- 「こうやって生きていきたい」
- 「子供はこうして育てていきたい」
などの価値観が合わなければお互いに無理が生じても仕方のないことではないでしょうか。
もちろん「笑いのツボ」も合っている方が夫婦そろって楽しく暮らしていけますが、基本的な人間性が合わなければそれもまた苦痛になってしまいます。
長く一緒に過ごしていれば「笑いのツボ」も「価値観」もなんとなく合っていくものにも思うので、無理に「笑いのツボ」を合わせる必要性もないとも思います。
「夫婦は似てくる」とは言いますが、その通りだと思うのでその点にばかり注意しなくとも大丈夫です。
そして夫婦といえど始めは他人なので、問題視しなくてもいいと感じます。
大事なことなので最後にもう一度言いますが、趣味も笑いのツボも合わずに10年以上夫婦してます。
できてます。
大丈夫です、安心してください(笑)
夫婦で一緒に作っていく価値観や生活の中で、幸せを感じられる瞬間をどうか見つけてください。
共に笑い合うことも大切ですが、相手が幸せそうに笑っているだけでうれしくて自分も幸せだと感じることをきっと見つけられるよう願います。