外食をするのって一昔前はなんだか特別な時でしたよね。
今の時代は飲食店も多くあり、値段もそこまで高くないので月に何度か外食をする家庭も多くみられると思います。
でも「外食をしない」という家庭も少なからずあるものだと思います。
外食をしない理由は家庭それぞれですが、外食のハードルが下がっているこの時代に外食をしないというのは「変」なことでしょうか?
いやいや、そんなことはありません。
今回は「外食をする家庭としない家庭」について書いていこうと思います。
外食をしない家族って結構いるのか?
外食をしない家族は結構いると思います。
理由としてあげられるものは一般的には経済的なことが多くみられるのかもしれませんね。
私もお給料日前は経済的なことを考えて外食をためらうことがあります。
だって家で用意したら外食よりも安く済むのがわかっていますから!
わざわざ朝早くからお弁当を作って遊びに行くことだってよくあります。
仮にその状況でやむなく外食をしたとしても、その後の節約やお財布の中身を考えるとちっとも楽しく思えません。
お金はいくらあっても足りないのです…。
そう考えていくら大変でも家で料理してやりくりをしている家庭もたくさんあると思います。
そして他にもどうしてもできない理由もあります。
まずは「食物アレルギーがある家族がいる場合」です。
園や学校でも苦労されている家庭はたくさんあるようです。
一応使っている素材や一緒に調理されている食材を表示している飲食店は多いと思いますが、本当に少量でもアレルギーが出てしまう人もたくさんいると聞きます。
そうなると外食が苦痛に感じてしまうこともあることでしょう。
子供のアレルギーの場合は子供も食べたい物が食べられなくて残念な思いをするかもしれないし、親もメニューとにらめっこして選んだりと神経質になってしまいます。
そんな外食は楽しいものになりにくく思います。
それなら家で作った方が楽しい食事ができると思うのです。
あとは「外食が嫌い・苦手な家族がいる場合」ですね。
料理が得意な奥さんがいる旦那さんが「家のご飯の方が美味しいしゆっくり食べられるから」と言っているのを聞いたことがあります。
「なんと幸せなことか!!」と思ってしまいました。
ただそんな奥さんもたまには疲れてしまうので、月イチくらいは家族で外食をするそうですが、旦那さんもお子さんも「奥さん(お母さん)のご飯の方が美味しい」と言ってくれるんだそうです。
絵にかいたような幸せな家庭だ…!!
こんな家庭が存在するのかと衝撃を受けました。
その言葉で料理もがんばろうと思えると奥さん…ホント幸せなご家庭です。
一方で飲食店自体が嫌いだという人もいますよね。
私の父がそうだったのですが、騒がしい店内が嫌いで飲食店に連れて行ってもらった記憶がほとんどありません。
だからと言って飲食店の味が嫌いなわけではなかったので、誕生日などの特別な日はテイクアウトで食べ物を買ってきてくれていました。
今は孫たちとご飯を食べにファミレスに入れるくらいまで進化(?)しましたが、若い頃は本当に嫌だったと言っていました。
まぁ確かに…騒がしいと落ち着かないのでそれはそれで仕方がないことなのかもしれませんね。
このように外食をしない理由は家庭それぞれ。
「外食しないから変だ」というわけではないのがわかってもらえると思います。
ただ主婦になった今は、片付けなどがなく「上げ膳据え膳で食事ができること」に多大なる魅惑を感じることは多いんですけどね。
外食の頻度で食費はどれくらい違う?
これは明確な違いがみられると思います。
実際に献立にもよっていきますが、一人暮らしで朝昼晩のご飯を自炊で作ると1週間で平均的に3,500円程度の支出が出ます。
ちょっとしたお菓子やお酒などの嗜好品を買っていたとしても大体は1ヶ月2万円前後の食費になるそうです。
これらをすべて外食に置き換えて1週間の計算をしてみると、よくあるチェーン店でのおおよその金額を前提として13,500円程度となり、1ヶ月で考えると5万円前後になることになりました。
更にお菓子やお酒などをここに加えると6万円を超える計算となってしまいますね。
一人暮らしの毎食を自炊か外食かで考えているので極端ではありますが、これを家族で考えると…恐ろしい結果になります(汗)
例えば4人家族で1回の外食に行くとすると、大体が1,000円するかしないかのメニューを頼むと思うので、どうやっても4,000円程度はかかると思います。
しかし家庭で1食作るとすると1人分約500円程度の食費で治まるものが多いように思うので、500円×4人分で外食の半分の2,000円で済ませることができると考えています。
こう考えるとやはり外食多めの家庭と家庭での食事が多い家庭とでは相当な食費の差が生まれるのではないでしょうか。
ただ「食事を作る」ということはそれをするための時間や労働を伴います。
家族の誰がやってもそれは変わらないことなので、疲れている時や体調の悪い時、急いでいる時はそれをお金で楽にしたくなる時もありますよね。
その時の事情によってそこは臨機応変にしていくことはちっとも悪いことではないので、経済状況に見合う分の外食は全く問題ないと思います。
外食しなくても家族で楽しく過ごす方法
外食は普段行かない家庭だとちょっとしたイベントになりますよね。
家族みんなで行けばそれだけで「特別な時間」になることは間違いないでしょう。
しかし先ほども書いたように外食が難しい家庭もあります。
毎食を家でご飯を食べることにマンネリを感じてしまうこともあるかもしれません。
しかしご安心を!
ちょっとした工夫をすれば家庭でも外食並みの楽しい食事はできます!
お皿や食事の盛り付けを普段とは変えてみたりするだけでも食事は違って見えるのです。
いつもは個々でのお皿で最初から取り分けて食べているのなら、たまに大皿におかずを盛って自分で取り分けるようにするだけで会話が生まれてきます。
「ちょっと取りすぎだよー」とか「野菜も食べるのよ」とか…。
手巻き寿司みたいに自分で作るような食事もパーティーのように盛り上がると思います。
おかずの取り合いも普段はお行儀を考えたりすると注意してしまうことですが、この時ばかりは会話の元としてみるのも楽しいかと思います。
我が家も普段は個々のお皿にそれぞれ取り分を分けてしまうのですが、子供の誕生日会の時は自分で作れる物をメインにして他のおかずも大皿に盛り付けています。
子供が小さいのもありますが、そりゃー大騒ぎでワイワイ楽しみながら食事ができます。
今の時代は家族が食事の時にそろうことも難しいこともありますが、だからこそそろった時に「特別感」を出すことができれば家庭での食事もパーティーのように楽しく過ごせると思います。
まとめ
ここまで書いてきましたが、我が家もそこまで外食を頻繁にする家庭ではありません。
子供たちは外食を希望することも多いのですが、状況的にどうしてもできないことの方が多いので不満も出ます。
子供だけの生活ではないので、大人の事情で経済的な話も絡んでしまいますが、それでも家庭で料理をして食べることも文化として大切に思っている部分もあってのことです。
自分が子供だった頃はまだ外食も値段が高く、連れて行ってもらえるのは月に1~2回あるかないかでした。
その分、家庭でご飯を食べることに不満もありましたが、「家に帰ればご飯が食べられる」という安心感もあったと思います。
社会人になりたての若い頃は本当にそれに感謝したのを未だに覚えています。
家族でする食事は「ただするもの」ではなく、「家族のコミュニケーション」だと思っています。
「どこで何を食べるか」よりも「誰と食べるか」が重要ではないでしょうか。
家庭で食べようが外食をしようがどちらでもいいのです。
「家族と一緒にご飯を食べる」ことにその意味があるんじゃないかと、私はそう思いました。
家族と一緒に食べるご飯が全ての人に幸せなことでありますように。