「自治会って、そもそも何!?」
そんな、自治会超初心者にも、ある日突然役員の仕事が回ってきますΣ(゚Д゚)
毎日あれやこれやで忙しいのに!
この上、役員の仕事なんてどうしたらいいのでしょう!!
知らないことが多すぎて、不安がどんどんふくらんじゃいますよね。
自治会の役員って、大変なの?
仕事や子育てで忙しくても、できるようなこと??
気になる自治会役員の仕事や、いざという時の断り方、役員を引き受けた際のトラブル対処法などをまとめてみました!
負担の大きい自治会役員の仕事内容とは?
まずはじめに、自治会役員の仕事内容を見ていきましょう!
自治会って、加入はしていても、実際に役員になってみるまで未知の世界ですよね!?
自治会長は、「その地域に住む人たちによって、任意に作られた団体のリーダー」です。
自治会の役割は、
- 防犯
- 消防
- 清掃
- ごみステーションの管理
- 子どもたちの登下校の見守りやパトロール
など。
地域によって違いはありますが、内容は多岐に渡ります。
集金
身近なところでは、自治会費やその他の集金、募金の呼びかけ。
回覧板で回す書類を配布するのも自治会の仕事です。
地域の行事に参加
地域内の行事に積極的に参加している自治会の場合、その学区の入学式や卒業式に来賓として自治会長が顔を出したりもします。
そう、式の初めに地元の議員さんなどと一緒に紹介されて、一言お祝いを言って帰っていく、あの人です!
お祭りなどの伝統行事を仕切ったり、地元の神社の例大祭などに協力している自治会もあります。
- 餅つき
- 町内旅行
- 盆踊りや夏祭り
- 体育大会
など盛りだくさんのところもありますが、こういったイベントをやるかやらないかを決めているのも自治会なんですね。
自治会連合への参加
また市によっては、自治会がいくつか集まって自治会連合なるものを作っているところもあります。
自治会長はその集りにも定期的に参加して、より広い地域でのイベントを行ったり、問題を共有したりします。
防災訓練
防災訓練を大々的にみんなでやりましょう!という自治会では、市や消防関係者とその調整をしますし、それほどではない地域だと、会長や副会長が代表で参加や見学に呼ばれるだけ、というケースもあります。
私も以前、引っ越した先でいきなり「持ち回りなので、今年度はあなたが役員です」と言われ、くじ引きで副会長を引き当ててしまったことがありましたが・・・。
政令市の防災訓練参加要請に気合を入れて出かけたら、すみっこのパイプ椅子で見学するだけで拍子抜けしたこともありました(笑)
その他、自治会館等を所有していればその管理や、防災関係の備蓄もします。
子ども会や婦人会、敬老会など自治会内の各団体とのやり取りもあります。
各自治会にスポーツチームがあって、近隣の会同士で切磋琢磨しているところもあります。
住民同士のいざこざがあれば、仲裁に呼ばれるかもしれません。
挙げていくとキリがないですが・・・(;´Д`)
つまるところ、自治会に加入している人たちの希望を取り入れて、みんなが安心して楽しく暮らすための要望に応えていくのが自治会役員の仕事だといえるでしょう。
さらに加入者の多い地域では、加入者をいくつかのグループに分けて、それぞれに組長や班長などと呼ばれる代表者を置きます。
この人は、自治会からの配布物を各戸に分けたり、逆に各戸から集金したお金を自治会に提出したりしています。
各組長、班長は、それぞれの受け持ち地域に問題があれば自治会に意見を上げることもできますし、自治会内のことを決める話し合いに参加したりもします。
地域密着!!
さながら、地方議会の議員さんみたいですね♪
自治会役員を上手に断る方法!
自治会役員になるのを心配している人が、この記事を読んでくれていたら・・・。
今頃やりたくない気分でいっぱいかもしれません(^^;)
自治会役員になるメリットも、もちろんあります!
でも、どうしてもできない!やりたくない!!という時には、どんな風に断ったらいいのでしょう(@_@;)
準会員扱いにしてもらう
普段意識していなくても、私たちは少なからず自治会の恩恵を受けています。
例えば、ゴミ出し。
これは、仮に自治会に入っていない人も同じです。
あれ?自治会に入らなくても恩恵が受けられるの!?
―――そうなんです。
一部の恩恵は、未加入者も受けているんです。
単身赴任や学生の一人暮らしなど、一定の条件を満たせば共益費や協力金などと呼ばれる一時金を支払うだけで、自治会役員の仕事を免除してもらえることがあります。
でもこれ、その地域の自治会規約に書かれているかどうか、素人にはなかなかわからないのが難点です(-_-;)
私も組長になって、初めて知りました。
ご近所に、情報通の役員経験者がいれば、困り顔で相談してみるのはどうでしょう?
穏便に断れる、いい情報をもらえるかもしれませんね(^-^)
後に回してもらう
仕事、子育て、介護、看病・・・。
家庭の事情で今はムリ!!っていう時期もありますよね。
その辺はお互い様ですから、ご近所と相談して順番を後に回してもらうよう頼んでみましょう。
ご近所に知り合いなんかいない!
なんで自分に回ってきたのかわからない!!
そんな時も落ち着いてください。
あなたに役員をお願いに来た人に聞いちゃえばいいのです(*’▽’)
ご近所さんの中には、そこに長く住んでいて、かつ世話好きな人が必ずいるものです。
うまくいけば、そういう方が代わりの人をみつけてくれることだってあるでしょう。
ただ、「やりたくないからやりません」という理由では、反感を買ってしまいます。
大変な状況でも頑張ってやり遂げた経験のある人は、他人にも厳しかったり・・・。
自治会役員を断るときは、未来永劫絶対やりたくない!という態度はもちろんNG。
- 「今はこういう家庭の事情で役員をするのは厳しいので、一度順番を飛ばしてほしい」
- 「こういう事情で集りに参加できそうもない。それでも良ければやります。ダメならば申し訳ないけれど今回は他の方にお願いしたい」
などと、他の会員の理解を得られる言葉でお願いしましょう☆
町内会で起こりうるトラブルと対処法!
お金のトラブル
- 地域のお祭り
- 消防の出初式
- さまざまな寄付
など、自治会の役員が決めた集金に対して賛同してくれない会員がいる場合もありますよね。
私の知っている例では、そのグループの組長がその意見を会議で発言し、話し合いがもたれました。
その結果、「○○の寄付については自治会から強制するような性質のものではないから、お金を出すか出さないかは任意にしましょう」と、譲歩する決定がなされました。
ただこんなのは序の口で、自治会の会計役員が自治会費を使いこんだ!などという場合には大騒ぎです。
きちんと毎年監査を受けていたり、まめに担当役員が変わったりしていれば気づけそうなものですが、長いこと同じ人に任せていて後でビックリでは済まされません。
こういった大きな問題の場合には、代表者から弁護士などに相談することになるでしょう。
住民同士のトラブル
騒音問題など、隣近所でもめてしまうこともあります。
私が小さいころ、隣の家のピアノの音がうるさいと言って、隣人を殺してしまった人のニュースを聞きました。
ちょうどピアノを習っていたので、つい遅くまで練習してしまった日は、隣のおじさんが襲ってきたらどうしようと幼心に恐怖を覚えたものです(T_T)
幸い、隣のおじさんは優しい人だったので、私のへたっぴな演奏にもイヤな顔一つせずにいてくれました!
ですが・・・たとえ上手でも、大きな音でなくても、耳の良い人には気に障ることもありますし、実際壁越しに聞こえる歌声に耐えられないとノイローゼ気味になった人も知っています。
どちらかが一方的に悪くなくても、もめ事は起こるもの。
こんな時、自治会長が信頼の厚い人なら、問題を丸く収めることもできるかもしれません!
でも、ちょっと手に負えない時は、長引かせるよりも市役所などに相談してみましょう。
未加入者とのトラブル
先ほど、自治会に加入しなくてもゴミ出しの恩恵は受けられると書きました。
ただ、
- 自治会にその管理料などのお金を払わない
- ゴミ出し当番やごみステーションの清掃などに参加しない
など、非協力的な態度が重なれば、当然周囲とのトラブルの種になりますよね。
さらに言えば、震災などの災害が起きた時はどうでしょう?
- 「未加入者だから、自治会の備蓄食料はあげられません」
- 「この薬は自治会費で購入したものなので未加入者の治療には使えません」
なんて、普通はしませんよね。
結局は助け合わざるをえない間柄なのだから、うまくやっていきましょう。
会議にかけて、会則にそういった場合のルールを整備して、未加入者に理解を求めてはどうでしょうか。
誰もわざわざギクシャクしたいとは思っていませんから、相手の立場を尊重しつつ、ルールを明確にして、「この部分は譲歩しますから、これだけお願いします」と話せば結構伝わるものですよ(^-^)
まとめ
自治会は、私たちの生活のためにある任意の組織です。
私は創設に関わったことはありませんが、住んでいる人たちが必要だと思って作ったのですから、日ごろお世話になる場面も多いはず。
安全や安心、文化や伝統など、個人ではなかなかやりきれない部分を担ってくれているんですね!
しかし、だからこそ、役員の仕事は大変です。
核家族化や女性の社会進出が進む中、いつでも引き受けられる家庭ばかりでないのは当然でしょう。
私も副会長や組長など何度か経験しましたが、引っ越し先で右も左もわからないまま任されるので、いつも任期が迫ってくるとドキドキヒヤヒヤ(*_*;
子どもを預ける当てもないので、夜の会議には毎回子連れ参加でした。
それでも、あちこちの役員をやって思ったことがあります。
知り合いが増えるということは、そこに住む安心感が増えるということです!
地域の情報に触れることは、もっと暮らしを楽しめるということです♪
おかげさまで、今では子どももすっかり自治会通。
地域のおじさん、おばさんともお友だちのように仲良くしていただいて、一人でおつかいに行く時などもずいぶん心強いみたいです(*^_^*)
自治会役員の仕事は大変ですが、必ず自分に返ってくるもの。
やむを得ずお断りする際にも、誠実な対応をすることで、ご近所さんと良い関係を築いていきたいですね。
あなたの不安が、少しでも小さくなりますように!