最近、結婚や夫婦の形はとても変化していますよね。
みなさんの周囲はいかがでしょうか?
そんな中、今回は家庭内別居について書いていきたいと思います。
私の周りにいる夫婦たちの経験なども交えながら話していきたいと思いますので、気楽に読んでみて下さい。
家庭内別居が続いても離婚しない理由とは?
そもそも家庭内別居とは、夫婦仲が悪化して一緒にいられないことを指します。
では、なぜ家庭内別居のまま離婚をしないのでしょう?
その理由を3つご説明していきたいと思います。
金銭面
まず、1つ目は金銭的に厳しくなるからです。
夫婦として破綻しているのに離婚できない大きな点はコレだといえます。
お互いの収入にも寄りますが、夫婦で扶養から抜けてしまうと生活が苦しくなる人も多いです。
私の近くでも家庭内別居をしている夫婦がいます。
その夫婦が離婚しないのは、やはり金銭や財産分与が非常に複雑だからだと話していました。
特に持ち家や車がある場合、それをどうするかで相当揉めたと言っていました。
家を売るにしてもローンは残りますし、慰謝料や養育費などを含めると離婚するのもお金がかかります。
結局折り合いがつかず、その夫婦は離婚をせずに別居という形をとっています。
世間体
2つ目は、世間体のために離婚をしないという理由です。
離婚をするとなると家族、職場、近所などに報告をしなければなりません。
最近は離婚に対して周囲の反応などはそこまで過剰ではありませんが、やはり理由などを噂されるのは今も変わりません。
また、今も「バツ」がつくと悪いイメージが残っています。
そういったイメージや噂が面倒な人は離婚をしないという形を取ります。
子供のため
3つ目は、子供のために離婚をしないという理由です。
離婚をすると、まず親権をどうするかが議題に上がります。
現在も母親側が親権を得ることが多いので子供の性が変わるのに抵抗がある子もいます。
また、離婚する理由についてもちゃんと話して理解をしてもらわなければなりません。
別居であれば、父親が帰って来なくても「仕事」という理由だけでなんとかごまかすことが出来ます。
これは非常によくあるパターンです。
家庭内別居をしている家族の大半は子供には「仕事」と言っているそうです。
家庭内別居が子供に与える影響は?
では、家庭内別居は子供にどのような影響を与えるのでしょうか?
ここでは2点挙げていきたいと思います。
気を使う
子供は、親の変化に非常に敏感です。
夫婦の仲が悪くなっているのを必ず感じ取っています。
親に直接聞いていいのかどうか?
自分の欲求を今伝えていいのか?
など、子供なりにとても気を使っているのです。
小学校中学年くらいの年齢になれば、家庭内別居のことも気づいています。
それを子供は把握したうえで行動や言動を取っているのを理解しておきましょう。
また、その行動はかなり子供にとってストレスになっているのも忘れないでください。
心の傷
夫婦のトラブルは少なからず子供の心の傷になっています。
夫婦の状況や子供の性格などでもちろん個人差はあります。
しかし、必ず子供に影響を及ぼします。
私の場合は親が離婚しましたが、離婚する前は非常に夫婦仲が悪かったです。
喧嘩や怒鳴り声も毎日聞こえてきましたし、私自身にも虐待のようなこともありました。
それが原因で大きなトラブルなどはありませんでしたが、私の心には深く刻み込まれています。
家庭内別居でもきっと子供の心や、もしくは人生に影響を及ぼすことになりえます。
家庭内別居を終わらせるには?
最後に家庭内別居を終わらせる方法を2つ紹介します。
話し合う
まず、最初に始めるのは話し合うことです。
そのためには、相手の話をしっかりと聞くこと、冷静に話すことを心がけましょう。
夫婦仲が悪いとつい感情的になりがちです。
しかし、それでは解決には至りません。
離婚するにしても、同居をするにしても冷静に話すことで糸口が見つかるはずです。
裁判
どうしても2人だと話し合いにならず、解決が出来そうにない場合は家庭裁判所を通すやり方も一つの手です。
弁護士や第三者が介することで解決方法を見つけ出せるきっかけになるかもしれません。
また、裁判で話した内容は証拠として扱われます。
中には、誓約書なども考えてくれることもできるそうです。
2人のルールなども明確になって、きっちりと線引きできるのがメリットです。
しかし、この方法はやはりお金がかかります。
裁判が長引けば長引くほど相応のお金が必要ですのである程度の貯蓄が必要でしょう。
まとめ
今回のことをまとめると
- 家庭内別居で離婚しない理由とは「金銭面」「世間体」「子供」
- 家庭内別居が子供に与える影響はアリ。
- 家庭内別居を終わらせるには話し合うこと。
気を遣う子になったり、心に傷ができたりする可能性もある。
それでも解決できそうにないのであれば、裁判や弁護士を付ける。
ということでした。
家庭内別居の一番のリスクは家が一番苦痛な場になることです。
そのため、家に帰る遅くなったり、帰る頻度が減ったりしてしまいます。
大人はそうやって逃げ道を作れますが、子供はそうはいきません。
居心地が悪くても帰る場所は家しかないのです。
夫婦の仲が修復不可能になったとしても、その中で子供にとって一番最良な道を模索して欲しいと思います。
この記事が、あなたにとって少しでも役に立てられると幸いです